意外と本屋によって違っていたようで安心した。 まず前回のエントリの続きから。ぶっちゃけてしまうと、先日のエントリーで頭がくらくらするような光景に出会った本屋は、「三省堂書店神保町店」である。 今日オススメ書のエントリを書くにあたって、ちょっと調べ物をしようと、「丸善丸の内店」に行った。この本屋のビジネス書コーナーは、軽ーい本ばかりでもなく、おっと思うような本も平積みされていて、少し安心した。 本屋によって、だいぶ注目させたい本も違う傾向があるんだなあ、と今回つぶさに観察して良くわかった。いずれその辺の本屋ごとの色の違いについても何か書いたら面白いかもしれない。 "消費財本"たちの傾向 それでも、先日僕をくらくらさせたような薄っぺらい"消費財本"たちは、結構な数並んでいた。まずは、これら並んでいる"消費財本"たちのリストを作り、その傾向を見てみた。 ここに、実際本屋を見てきて、「こりゃひでー
こんにちは、佐々木です。 自分の年齢とスタッフの平均年齢が近いせいか、職場でジェネレーション・ギャップを感じることはほとんどありません。ですが、ネット体験の豊富さについては、人によってかなりの差が生じます。 たとえば、「あやしいわーるど」(匿名掲示板)から「デコゲット」(デコメ素材投稿サイト)まではわずか10年ほどのひらきしかありませんが、その両方に夢中になった経験がある人間はなかなかいません。たぶん、いないと思います。 そうすると、同世代の人同士が話していても、「あのサービスを使っているときのあの感じ」といったニュアンスが通じないのは当然という気がしてきます。そしてその傾向は今後さらに強くなっていくと思います。 そこで今回は、こうしたネット体験のジェネレーション・ギャップをうめる方法として、いくつかの本を紹介したいと思います。本を選ぶにあたっては、「ユーザーとしての体験や感動が表現されて
2008年02月28日11:45 カテゴリ書評/画評/品評Art ちょっぴり同族嫌悪!? - 書評 - 本は10冊同時に読め! 私は買ってしまいました。昔だったら買わずに 本は10冊同時に読め! 成毛眞 同時に10冊も読んでられるか! - 一本足の蛸で、二、三ページ読んで「この本はもういいや」と思い、棚に戻した。 としたかも。 それでも著者が社長をしていた会社の往事の製品よりは、「顧客満足度」はよほど高かった。 本書「本は10冊同時に読め!」は、マイクロソフト株式会社(MSKK)元社長の著者による読書術。 目次 - (手入力) はじめに 第1章 仕事も生活も劇的に変わる! 「速読」かつ「多読」の読書術 第2章 一生を楽しみつくす読書術 人生は、読書でもっともっと面白くなる! 第3章 「人生を楽しむ力」と「読書量」 忙しい人ほど本を読んでいる! 第4章 まずは「同時に3冊」から! 実践!「超
2008年02月21日00:15 カテゴリ書評/画評/品評Money 反?会計本 - 書評 - 食い逃げされてもバイトは雇うな/なんて大間違い 〈「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い〉は、ダントツで山田真哉の最高傑作。 食い逃げされてもバイトは雇うな/なんて大間違い 禁じられた数字(上下) 山田真哉 であると同時に、著者の(現在における)限界を示す本でもあった。 〈食い逃げされてもバイトは雇うな〉そして〈「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い〉は、今や日本で最も有名な会計士の一人である著者の「禁じられた数字」シリーズの上下。ミリオンセラーとなった〈さおだけ屋はなぜ潰れないのか?〉とあわせて三部作という見方もできるが、「さおだけ屋」はブックオフ行きでかまわないしどうしても読みたければそこで買えばいい。「食い逃げされてもバイトは雇うな」は「さおだけ屋」よりも良著なので、読
ソフトバンク傘下の出版社ソフトバンククリエイティブが脱紙化を加速させている。今後、すべての紙媒体の雑誌が休刊となる可能性も出てきた。 今年3月、同社発行の雑誌「YAHOO! JAPAN Internet Guide」が12年の歴史に幕を下ろし休刊する。2000年に約22万部を記録した部数は、3万部に減少していた。 じつは、この半年のあいだに休刊する同社の雑誌は3誌にもなる。1991年創刊の「DOS/V magazine」、1999年創刊の「ネットランナー」が、2007年の12月と10月にすでに休刊している。 いまや、携帯電話会社としてのイメージが強いソフトバンクだが、出版事業は同社の源流といえる。ソフトバンククリエイティブの母体であるソフトバンクの出版部門は、1981年のソフトバンク創業の翌年にはすでに雑誌を創刊していた。 にもかかわらず、同社が発行する6誌のうち、3誌が休刊の憂き
私は、かなり段取りマニアで、「段取り系」の本があると、思わず手が出てしまいます。段取り上手になる事は、時間を有効活用する事ができるし、生産性も大きく上昇させてくれます。 楽しさ創造力には、上手な段取りを行う事は不可欠です。私の本「モチベーションが上がるワクワク仕事術」でも、段取りについては、タスクブレークダウンを中心に一部述べているのですが、先日、読んだのが、「頭のいい段取りの技術」という本。 頭のいい段取りの技術 作者: 藤沢晃治出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2007/12/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 333回この商品を含むブログ (93件) を見る 「段取り」だけを一冊にまとめてあるだけに、完璧な段取りを実現していく為の勉強になることが色々とありました。 私の考えを再確認させて頂いたものとして、 よい段取りは、ゴールの鮮明なイメージ作
【この本はムチャクチャ色んな話題があるので一度にアップできないためちょっとづつ改訂してきます】 乙木はある時期からちょっとソニー嫌いになったのだけれども、PlayStation1のころはむしろソニーが好きだった。ふり返ってみると気分的な転換は久夛良木健がソニー本社の副社長になる前あたりからかもしれない。 とはいえ、ゲーム屋さんでもあった乙木からすると、PS2開発機材を前にしては色々と企画を動かしていた頃はとにかく興奮したし、すごく久夛良木体制に期待してもいた。そんなちょっと昔の感情を呼び起こされる画期的な良書『美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)』が発売された。 美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ) この本を読むと「久夛良木健というなエンジニアが何に駆動されていたのか」と言うことがよく分かる。 当時、ソニー社長
50 :公務員(catv?):2008/02/06(水) 20:18:01.56 ID:R9qG4/790
都立大学改め、首都大学東京の図書館主催の「インターネット時代のハイパー読書術 差がつく本の読み方、探し方」を聞いてきました。講演者はPassion for the Futureの橋本大也さん。内容は3本柱。 本の探し方 本の読み方 おすすめ本 本について橋本さんがひたすらしゃべる90分間でした。良い機会なので、橋本さんの話を抜き書きしながら、自分の読書習慣を見直してみます。 本の探し方 探す、買う、読む、(ブログを)書く、フィードバックを受ける、探す、・・・というサイクルを作ってしまっているそうです。 読書で破産する人はいない。 ので、本は直感で買ってしまう。年間で500冊買って、うち200冊は読まずに捨てる・・・という感覚らしい。私も途中まで読んで切り捨ててしまうものもありますが、さすがにそこまで徹底していません。本を入手するのは年間100冊程度で、そのうち1割くらいは読まずに御蔵行き・
概要 私は速読するとき、高速だと五千〜字/分、最高速だと一万〜字/分くらいのペースで読む*1。あくまで私の体験だが、その体験から、速読に関する誤解を解く。 速読は、速く読める代わりに深く読めない。だが、速読はトレードオフが生じても、それでも意味があるのだ。そして、速読の運用や技術に関する外観を眺め、精読との併用まで視野に入れよう。 速読の誤解 まず速読は、頭の良し悪しとは別だ。理解力や思考力とは別だ。情報を入力する部分の技術なので、処理や出力まで向上するわけではない。回線の速さとCPUの速さは別物だ。 あるいは、もしかしたら副産物があるのかもしれないが、過剰に期待すれば確実に失望するだろう。端的に、速読ができても、英語ができなければ英語の本は読めないし、数学ができなければ数学の本は読めない。 しかも、ある程度はどうしても、量と質のトレードオフが生じる。非常に高速に読んでいるときは、細かい部
オーム社開発部さんでの本の作り方を取材させて頂きました。 社内で自作ツールをバリバリ作って、出版作業の効率化を行っているのが凄いと思いました。 ただし、今回取材をした内容が行われているのは、オーム社開発部のうちの1グループ(グループは約3名)です。 全体的にこの体制で行われているわけではないそうなので、ご注意下さい。 取材実現の経緯は「オーム社開発部の方とのやり取り」をご覧下さい。 Subversionでバージョン管理 著書の原稿は、XML管理されており、そのXMLはSubversionで全ての著者(監訳者)と共有されているそうです。 Subversionのサーバはインターネット上にあり、各自がリモートで作業を行える環境が整い始めているため、最近では著者と一度も会わずに本が完成するという案件もあるそうです。 フォントなどの問題から、本番環境でのPDF作成はオーム社開発部で毎日行っており、毎
2007年06月30日20:00 カテゴリ書評/画評/品評 速読に役立ちそうな5作品とその読み方 「弾さん、どうやったらそんなに速く本を読めるんですか」という質問は、本blogのFAQとなった感があります。 はじめに まずは、その質問にはこの質問で答えさせていただきます。 あなたは、どうやって歩けるようになりましたか? (ただし、当然ながら生まれつき歩行障碍のある方は除きます) 実のところ、私は物心ついた時には、すでに一日10冊以上読むようになっていました。といっても私は物心がつくのがやたら遅くて、11歳ごろより前の記憶がたぐれないのですが。そういうと「また自慢を」という人もいるでしょうが、ピアノを弾ける大人は、たいていはそれくらいの年には譜面を読んで両手で弾けるようになっていたはずです。幼少の頃から毎日欠かさずやっている人に、「どうやったらそれ出来るようになるの?」というのは、失礼ながら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く