28日に発売された米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」。学校などの教育現場でも、大量の教材を電子書籍にして生徒が閲覧できるようにしたり、タッチパネルやパソコン機能を使ったさまざまな活用法が考えられている。4月下旬に「100台」導入をいちはやく発表した福岡市の私立博多高校(生徒数934人)に、現時点での活用のアイデアを聞いた。画面を「テスト用紙」に 博多高がアイパッドの活用法として挙げるのは、電子書籍化された教材の閲覧▽教職員のスケジュール管理や、生徒・授業情報の共有▽テストの実施・採点−の3点だ。最後のテストでの活用とは、どんな形で行うのだろうか。 「一例として、簡単な小テストを考えています。教員があらかじめ作成した選択式の問題を画面に表示しておき、生徒は画面にタッチして回答します」 説明してくれたのは、同校広報担当の毛利清佳(さやか)教諭。だが、これでは、紙の節約になるだ