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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (20)

  • 「いにしえの00年代のインターネットへの憧れ」はわかる気がする - シロクマの屑籠

    今の10代の人の間で、「ゼロ年代のいにしえのインターネットへの憧れ」がそこそこ共有されているっぽいのに最近気づいてる— highland (@highland_sh) 2023年12月18日 highlandさんの上掲投稿を見かけて、その少し前に読んだ00年代のブロガーの文章を連想せずにはいられなかった。 amamako.hateblo.jp gothedistance.hatenadiary.jp 未経験な世代の憧れを牽引し、その時代を経験した世代も懐古的に当時を語る、その00年代のインターネットとはどういうものだったのか? 私も思い出したくなったので少しだけ書く。 「当時のインターネットは良いことづくめじゃなかった」という一面 この問題について、同じくhighlandさんは絶対に無視できない一面にも触れている。 おもしろい個人サイトとか、フラッシュ動画とか、2ちゃんの面白コピペとか見て

    「いにしえの00年代のインターネットへの憧れ」はわかる気がする - シロクマの屑籠
  • 駅チカに、効率至上主義なブルジョワの夢を見る - シロクマの屑籠

    タワーマンションと駅徒歩何分のお話 - novtanの日常 リンク先の文章を読んで、駅徒歩数分といった、いわゆる「駅チカ」と呼ばれる住まいの魅力を私はかえって理解したような気がした。駅チカ、都会生活に最適化されている人には非常に魅力的な住まいなんじゃないだろうか。 リンク先のNOV1975さんは、以下のようにおっしゃる。 駅直結のタワーマンションで云々、という広告を見るたびに「へー誰が住むんだろうね」という感想をみんなで漏らしながら、その街の良さはどこだったろうと心を巡らすのだ。 言ってみれば、駅徒歩何分にこだわるということは、都会の忙しさに直結する住まいを選択するということにほかならないのではないか。魂を都会というものに縛られている。 ここでいう「都会の忙しさに直結する住まい」とは、都会の忙しさに最適化した住まい、と言い換えることができる。ここでいう都会の忙しさの正体は、時間とお金のコス

    駅チカに、効率至上主義なブルジョワの夢を見る - シロクマの屑籠
  • おのぼりさん、タワーマンション、自然災害 - シロクマの屑籠

    まず、下記リンク先の文章を読んでいただきたい。 武蔵小杉の浸水被害は叩いてもいいという風潮 - レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ 武蔵小杉は私たちのような共働きおのぼりさん夫婦を受け入れてくれる場所だったということもあり、このエリアに住み始めてもう5年ほど経過。そうこうしてる子どもも生まれて、街に愛着も持つようになりました。 この文章を読み、私はずっと前からモヤモヤしていたタワーマンションに対する気持ちが整理できたので、言葉にしてみたいと思う。 「地方でいう、山を切り拓いて作ったニュータウン」の首都圏版 タワーマンション不動産屋さんのtwitterアカウントがやたらと持ち上げていることも含めて、近寄りがたいなぁとは思っていた。ちょっと昔、耐震偽装問題が世を騒がせたことも記憶に新しい。 それと、タワーマンションの立っている土地は、なんだか水害に弱そうな気がしていた。 武蔵

    おのぼりさん、タワーマンション、自然災害 - シロクマの屑籠
  • 『火星の人』を、無双系web小説として読んだ - シロクマの屑籠

    働きすぎて元気の出ない日には、砂糖菓子のように甘いweb小説を読みたくなる。 でも今は『小説家になろう』にアクセスする気にはなれない。お目当ての作品を探すのにやたら時間がかかるからだ。 そんな折、さる方面から「『火星の人』は無双系web小説」という素晴らしい情報を耳にした。 火星の人 作者: アンディウィアー出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/09/30メディア: Kindle版この商品を含むブログ (21件) を見る ネットで検索しなおすと、togetterでも映画版*1に対して「最強なろう作家?」というタイトルのついたまとめを見かける。 togetter.com これ、俺が読むために生まれてきた小説なのでは!? 『火星の人』はハリウッド映画化しているぐらいだから、必ずクオリティの高い作品のはずだ。wikipediaで調べてみると、2011年に自費出版されたのが作なのだとい

    『火星の人』を、無双系web小説として読んだ - シロクマの屑籠
  • 「俺らが生きづらい社会」は「あいつらが生きやすい社会」 - シロクマの屑籠

    すごい勢いで世の中が悪くなっていると我々が感じているということは、逆側に立つ人は「世の中どんどんよくなってるな」と感じているのだろうか。— 方便 (@ryohoben) 2019年8月5日 このtwitterの文章を読み、「世の中ってそんなものだよね」と思いつつ、社会の変化に思いを馳せた。 この文字列から、私は二つの連想をせずにいられない。 まず、小さな問題として、日をはじめとする先進国で起こっている混乱。 少子高齢化と経済的停滞の続く日はもちろん、アメリカアメリカで、ヨーロッパはヨーロッパで、現代の社会問題にのたうち回り、その解決の目処は見えない。 他方で、途上国と呼ばれていた国々の所得は向上し、生活水準も良くなっているという。 私は少し悲観的に考える癖があるので、資主義的な豊かさが国単位で安定するためには、国と植民地、先進国と途上国のような政治的・経済的勾配が必要だと疑ってい

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  • 「ガチャを回せば自由になれる」 - シロクマの屑籠

    ガチャよくわからん - 「隠居」 こんにちは、隠居さん。ブログ記事を拝見しました。「ガチャよくわからん」というタイトルに沿った内容でしたね。 最初に、私が重要だと感じたキーセンテンスを切り抜きしておきます。 にしても、俺はガチャに限らず、この手の「射幸性をあおる」ものと非常に相性が悪い。ギャンブルはパチンコくらいしかやったことがないが、疲れるので飽きる。仮に儲かったとしても、なんか「俺がなにをしたというので儲かったのだろう」みたいなことをぼんやりと考えてるうちにアホらしくなってくる。しかしやるからには儲からないと意味がないわけで、そうすると「儲かるか儲からないか」を気にしている自分というものにいらいらしてくる。俺はなんのために金を出してこんな状態を買ったんだ。不快になるためか。意味がわからん。そうなる。 俺にとってコンテンツとは「買う」ものである。自分の商売のせいもあるだろうが、俺はとにか

    「ガチャを回せば自由になれる」 - シロクマの屑籠
  • もし「リスクは回避」が「リスクは不道徳」になるとしたら - シロクマの屑籠

    news.livedoor.com 先日、「医薬に依存しない健康」を教義に含んだ宗教団体から麻疹(はしか)の集団感染があったというニュースが流れ、「ああ、これはネットでバッシングされるだろうな」という気持ちで眺めていたが、案の定、痛烈な批判や非難がネットにこだましていた。 これに関連して、はてな匿名ダイアリーanond.hatelabo.jp という短文が投稿されると、「感染症対策をするのは当然のモラル」という声をはじめ、信仰を持つのは構わないが衛生学的に望ましい措置はとるべき、といった指摘がはてなブックマークに集まった。 私には、この一連のできごとが現代社会の常識を再確認するチャンスのようにみえたので、頭の整理をしてみようと思う。 「信仰の自由」vs「リスクをもたらす信仰は駄目」 宗教は、しばしば科学やエビデンスに則った常識から外れたことを信徒に要求する。 たとえば20世紀後半のロー

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  • 試される前頭葉──FGO新春ガチャ迎撃戦 - シロクマの屑籠

    2018年、私がいちばんのめり込んでいたゲームは間違いなく『FGO』だった。 この、世界的な売り上げを誇るソーシャルゲームのガチャを回しまくった結果として、2018年の夏イベントでは、★5サーヴァントに目がくらみ、なし崩し的に課金するという、衝動的な行為に走ってしまったのだった。 で、お正月がやってきた。 『FGO』は、盆と正月に派手なガチャイベントを繰り出してくる。いつもは絶対に手に入らない優秀な★5サーヴァントが、日替わりでガチャメニューに登場するのである。 このリストには、私が欲しくて欲しくて仕方の無い★5サーヴァントが3人載っていた。ギルガメッシュ・スカサハ・葛飾北斎の3人はものすごく強力で格好良く、いつも指をくわえて眺めていた。ついでに言えば、ネロ・クラウディウスだって欲しいしジャンヌ・オルタも欲しいといえば欲しい。 要は、どれも欲しい。 2018年の夏は「あれも欲しい、これも欲

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  • 日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠

    今の20歳が40歳の半分しかいないって当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— 🦀カニカニカーニバル🦀 (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の半分しかいない。戦争でもあったのかな?」というツイート、ジョークのつもりかもだけど、これ、実際戦争に匹敵するようなカタストロフィがあったのに気付いている人があまりいない、ってグロい状況を反映しているなぁ、と思った。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2018年11月8日 乳児死亡率の低下によって起こる第一の少子化は、それほどカタストロフではないし、アメリカやヨーロッパのベビーブームが証明しているように劇的少子化とも限らない。しかし、東アジア諸国などで今起こっているような第二の少子化

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  • どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話 - シロクマの屑籠

    ironna.jp 先日、iRONNAさんの「喫煙ヘイト どうにかならぬか」に寄稿した記事への反応が予想どおり、いや予想以上だったので、関連したことを書きたくなった。 記事に対するはてなブックマークの反応をみると、喫煙に対して比較的穏健な意見から非常にアグレッシブな意見まで、さまざまな意見があることがみてとれる。記事のなかで私は、 また、会員制交流サイト(SNS)をはじめとするネットメディアで先鋭化したオピニオンが集まりやすくなったことも、喫煙ヘイトを際立たせる一因として見過ごせない。世間では100人に1人しかいないような極端に排斥的なオピニオンでも、SNS上では仲間同士で群れ合い、そうした極論への同調者がたくさんいるかのように錯覚できてしまう。 と書いたが、はてなブックマークの反応はまさにそのようなものだった。今回は喫煙というテーマだったが、なるほど、これなら思想的に極端な意見もSNS

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  • 再考・『涼宮ハルヒの憂鬱』のどこが新しかったのか - シロクマの屑籠

    はてなブックマーク - ハルヒ革命と保守・新自由主義化するハルヒ世代 - 美少女と僕らのセカイ 涼宮ハルヒ美顔革命論について各方面の反応 - Togetter 先日、「ハルヒ革命と保守・新自由主義化するハルヒ世代」というタイトルのブログ記事が書かれ、たくさんの人から批判や嘲笑を集めた後、消えてしまった。「エヴァ以降、ハルヒ以前のキャラクターにみられなかったのは『顔の良さ』」という持論からはじまって、「保守・新自由主義化するハルヒ世代」という世代論的な話にうつっていったが、やけに難しい言葉遣いだった。 書き手は1995年生まれを名乗っていて、『涼宮ハルヒの憂』に関する過去の議論についてあまり知らない様子だった。『ハルヒ』について語りたい意気込みは伝わってくるものの、それを伝えるための文章力も知識もデリカシーも足りておらず、批判や嘲笑を集めるのもやむなし、といったところではあった。 だが、2

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  • 現代人にインストールされた「適切な努力をすべし」という規範意識 - シロクマの屑籠

    現代人は、適切な努力を積み重ねるよう求められている。 我々は、いつかは「適切でない努力には意味がない」という現実と向き合わなくてはならくって、子どもの頃は努力するというスタンス自体を身に着ける為に「努力なら何でも褒める」という方針でも問題ないんだけど、どこかで「努力は適切なやり方でするべき」という切り替えも多分必要なんだと思う— しんざき (@shinzaki) 2018年11月8日 で、「努力は無条件で尊い」から「努力は適切なやり方でやるべき」に転換する為の、一つの機会というかタイミングが受験なのではないだろうか— しんざき (@shinzaki) 2018年11月8日 [詳しくはこちら→]我々はどこかで、「努力は無条件で尊い」から「適切でない努力をするべきではない」に思考を切り替えないといけない: 不倒城 「適切でない努力には意味がない」という現実は確かにあって、とりわけ大学受験は、適

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  • いい歳の男が危険運転を書き込んでいるんだから、「こういうの、いけない」って言わなきゃダメだろ - シロクマの屑籠

    高度な情報戦はとっくに始まっている - あざなえるなわのごとし 先日、ネットウォッチャー界隈では有名なotsuneさんが暴風雨のなかで時速100kmほどで首都高を運転して事故を起こしたブログ記事がアップロードされた。記事のタイトルは「10年に一度の大型台風が来てたので、おもしろ全部で高速道路を走ったらスピンして自爆した」。タイトルの意味が少しわかりにくかったが、面白半分、という言葉に対して面白全部、という意味らしい。面白半分を超えた運転してたら事故ったよ、というニュアンスだろう。 その記事に対して、「高度な情報戦は始まっているんだよ」などという反応記事が出ていた。はてなブックマーク上でも、茶化すコメントがぞろぞろと並んでいる。 私はそうは思わない。 情報戦もクソもあるか!あの、普段は冷静で、よく計算のできるotsuneさんが、暴風雨の最中に首都高で危険な運転を「面白全部」でやらかし、自損事

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  • 私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠

    今でこそ私は、精神科医という、他人の社会適応やメンタルヘルスを気にする仕事に就いているが、かつては自分自身の社会適応やメンタルヘルスにこそ問題があり、学校生活から落伍していた。いや、当は今でも自分自身の社会適応に問題はあるだろうし、だからこそ人間の社会適応を学び、実践することに拘っているのだろう。 1.私はもともと古い地域社会の出身で、そのコミュニティのなかでは概ね上手くやっていた。私は我の強い、そのくせコミュニケーションの機敏に疎い子どもだったと思う。しかし地域の年長者達はそんな私の取り扱い方をよく心得ていて、私のほうも彼らを慕っていたので、コミュニケーションに困ったことはあまり無かったと思う。私は小学校に行くのを楽しみにしているような子どもだった。 しかし幸せは長く続かなかった。中学校に入り、地域社会の外側の生徒にまみえるようになると、私は年長者の保護を失った。“よく知らない同級生と

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  • 青少年の成熟を促すようなネットコミュニティについて考える - シロクマの屑籠

    最近、表題のようなことをよく考える。 年配の人達、特にインターネットにあまり詳しくない人達にとって、SNSのたぐいは現代風コミュニケーションというよりも、コミュニケーション不全の象徴とうつる、らしい。 確かに、ネトゲ中毒やソーシャルゲーム中毒のような状態が、青少年の精神的成熟を促すとはちょっと考えにくいし、一部のネットユーザーがtwitter上でみせている悲喜劇を見るにつけても、twitterが人を成熟させる例よりも、twitterが人を堕落させたり、退行させたりする例のほうが多いようにすら見える。とかく、ネットの使い方は難しい。 その一方で、青少年のコミュニケーションに占めるオンラインの割合は確実に増えている筈だし、なにがしかのネットコミュニティ・クラスタに所属している時間も増えている筈である。ということは、現代の若い世代は、思春期の多感な時期に、ネットコミュニケーションやネットコミュニ

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  • 最悪なのは、ネットじゃなくてあなたのダメージコントロール能力なんじゃないですか? - シロクマの屑籠

    最近、いい感じの発言が増えていたid:amamakoさんが、いつもの悪い癖が出て「ぼくはいじりに弱いんだから特別に保護されるべきだー」的なことを村道で叫んでいたので言及してみます。 ブログを非公開にした理由 - Togetterまとめ http://d.hatena.ne.jp/amamako/20120505/1336149643 私は昔のid:amamakoさんの発言の幾つかは、「なに馬鹿な事言ってやがる」とか思っていました。が、最近は感心させられる発言が増えていただけに、今回の発作的憤怒は意外でした。第一印象を正直に書くと「なんだこれ?あんたまだこんなことやってたの?こりゃネット向いてないよ。やめない限り、ずっとジクジク傷ついて転げ回ることになるんじゃない?」でした。自分の発言を無言でリブログした人にいちいち詰め寄って詰問している姿は、異様としかいいようがありませんでした。 勿論、ネ

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  • 私が出会った統合失調症のネットユーザー - シロクマの屑籠

    先日、年配の精神科医の先生から、こんな質問をされた。 「シロクマ君(注:筆者)、統合失調症の患者さんには、インターネットは危ないんじゃないかね?」 どうなんだろう?今では統合失調症の患者さんも大抵はインターネットを使っている。そういえば病院の作業療法室にもインターネットの端末が置いてあった筈だ。今更やめろとは言いにくいなぁ……。論文を検索してみると、「良い面もあるけど悪い面もある」「さらなる研究が期待される」。研究中でまだはっきり分からないところも多いけれど、良し悪しなんじゃないの?といった雰囲気。 とりあえずその年配の先生には、「ケースバイケースだと思いますが、症状が軽い患者さんなら良いんじゃないでしょうか。でも症状が重い患者さんには危険かもしれません」とだけ答えておいた。【統合失調症に罹っている人にとって、インターネットはプラスかマイナスか】という質問は【中学生にとって、携帯電話はプラ

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  • 国道沿いの民、についての雑感。 - シロクマの屑籠

    半分冗談、半分気、な、国道沿いの民についての雑感メモ。 国道沿いで暮らすにあたり、文学や哲学のストイックな追求は必要ではないし、「実用的」ではない。それよりも、「萌え」に類するような、諸記号に対するシミュラークルの消費様式のほうが要り用といえる。難解な文学や哲学だって記号として消費するのが国道の民にありがちな現象で、 記号と鏡と自己陶酔、そして差異化ゲームの枠から、国道沿いの民は逃れられない。しかし逃れるまでもなく、包み込まれてもいる、幸福、に、酔いしれることが常に許容されてもいる。*1 その点で、“Fateは文学”“クラナドは人生”といった訓練されたオタの所作というのは、国道の民として優れて適応的、と言える。また或いは、ふわふわのファーや改造マジェスタに的確に陶酔可能な人達(オタクはしばしば、近親嫌悪的にこの人達をDQNと呼ぶ)も、優れて適応的と言える。「うぐぅ」で「にぱ〜☆」な夢の国

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  • はてな村の「酸っぱい葡萄」に圧倒的に一人勝ちする7つの言い回し - シロクマの屑籠

    ネタ元:http://d.hatena.ne.jp/RPM/20081213/1229109851 その1「あなた、言及しましたね!」 その2「それがあなたの執着ですね」 その3「君、この記事が気になるの?」 その4「当は好きなんでしょ。女の子のこと」 その5「男なら、○○するだろjk」 その6「それって、努力のうちにはいるの?」 その7「要は、勇気が無いんでしょ?」 圧倒的に一人勝ち!? よいこのみんなは頻用厳禁。 タコネタなので、説明は省略。

    はてな村の「酸っぱい葡萄」に圧倒的に一人勝ちする7つの言い回し - シロクマの屑籠
  • 偉そうなオタクが減った代わりに、ジャンルを系統的に把握するオタクも減っている - シロクマの屑籠

    最近のオタク リンク先の記事にある通り、最近は、オタク的薀蓄をひけらかして威張ってまわるようなオタクがめっきり少なくなった。数年前までは、アニメやゲーム漫画の知識を披瀝することで「俺様は、お前らよりも偉いんダゾ」と確認したがる人に頻繁に遭遇したものだが、オフラインでそういう風景をみかけることが減ってきた。それに伴い、いわゆる“布教活動”に勤しむ人も、少数派になってきているようにみえる。 この変化の要因については、「オタクがヌルくなってきたから」「ライトなオタクが増えたから」という説明をみかけることが多いし、それは多分当たっているのだろう。コアなオタクだけがライトノベルや萌え系コンテンツを独占している時代は既に遠い。若い世代を中心に、幾つかのhobbyのひとつとしてライトノベルや萌え系コンテンツを屈託無く*1楽しむ層が増加すれば、旧来からの、知識蓄積に拘るタイプのオタクや、オタク分野という

    偉そうなオタクが減った代わりに、ジャンルを系統的に把握するオタクも減っている - シロクマの屑籠
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