欧州SAPのERP(統合基幹業務)パッケージのコンサルタントは国内に1万5000人以上いる。その中で、個人を対象にしたSAPジャパンの表彰制度「SAPマイスターIQ」の受賞者は、たった2人しかいない。そのうちの1人が、アクセンチュア テクノロジーコンサルティング本部 SAPビジネスインテグレーショングループでマネジング・ディレクターを務める栗花落(つゆり)一史氏である。 「自分は積極的に、何かに挑戦するタイプではない」という栗花落氏。「新卒でITベンダーに入社し、その後転職をしても一貫してSAPのERPに携わってきた。与えられた仕事を着実にこなしながら、得意領域をじっくりと広げてきたことがSAPマイスターIQの受賞につながったのではないか」と振り返る。 栗花落氏は新卒で大手ITベンダーに就職した。「当時は就職氷河期。第一志望ではなかったものの、様々な企業にかかわれる点を重視してITベンダー
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