IP電話を導入,運用を開始する際,システム・インテグレータはもちろんのこと,ユーザー企業の担当者も“ヒヤヒヤ”ものであろう。とくに,電話という当たり前の存在のインフラでは,従来通りに動いて当たり前。なにか問題があったら,業務に支障が出て,大きな非難を浴びる。とはいえ,ユーザー企業のシステムは,多種多様。実際の導入では,いろいろなことが起こる。「なぜ,そのようなことが起こるのか」,首をかしげる場面も少なくない。 IP電話でヒヤリとするのは,「音」に絡む場合が多い。なんらかの問題があると,現象として,音に問題があると気づく場合が多いからである。音の問題は,ユーザーは敏感である。社内のあちこちから,「おかしい」という質問やクレームの声が上がる。とはいえ,原因はさまざまであり,解決まで苦労する場合が少なくない。 その1:音が途切れる ユーザー企業からインテグレータのところに「音が途切れる」というト
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