完成間近の米航空宇宙局(NASA)の大出力ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」(2019年11月6日撮影、12月9日入手)。(c) AFP PHOTO /NASA/JUDE GUIDRY/HANDOUT 【12月10日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は9日、米宇宙飛行士を再び月へ向かわせるために開発された大出力ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」が完成したと発表した。何度も遅れが生じたものの、2024年の有人月面着陸を目指すとしている。 ロケット史上最大のSLSは、20階建てビルに相当する高さ65メートル。速度も過去最高で、カプセル型有人宇宙船「オリオン(Orion)」と切り離される前の段階でマッハ23に達するように設計されている。一方で、SLSの開発は数々の遅れとコスト超過に悩まされてもきた。 NASAのジム・ブライデンスタイン(Jim Bridenstin
NASAの土星探査機カッシーニから送られてきた近赤外波長のカラーモザイク写真。土星の衛星タイタンの北極海に太陽光が反射する。(IMAGE BY NASA/JPL-CALTECH/UNIVERSITY OF ARIZONA/UNIVERSITY OF IDAHO) モーガン・ケーブル氏は、実験室にミニチュアサイズの地球外の環境を作っている。そのなかで、ショットグラス大の湖をかき混ぜたり、穏やかな雨を降らせたりして、土星の衛星タイタンの地表を再現するためだ。はるか遠いタイタンの気温はおよそマイナス180℃。水の氷でできた地表には液体のメタンやエタンの川が流れ、谷を作りだしている。(参考記事:「タイタンの赤道付近にメタンの湖」) 「ある意味、私たちはこの実験室でタイタンに触れることができます。たとえ何億キロと離れていてもね」とNASAジェット推進研究所(JPL)宇宙生物学・地球外海洋グループの科
前回は、Part1で紹介したデイノニクス Deinonychusの発見が引き起こした「恐竜ルネサンス」が何故ルネサンスと呼ばれるのかを、恐竜ルネサンスが始まるまでの恐竜に対する世間や研究者の認識を辿りながら振り返ってみました。 今回から改めて恐竜博2019の展示内容に沿ったレポートをしていきますので、お楽しみ下さい。 これまでのレポート記事で述べた様に、恐竜ルネサンス以降の恐竜研究では、「恐竜を活発で鳥類と近縁な爬虫類として捉えていた考えを見直そう」という風潮の下で研究が進められました。 例えば、鳥類の特徴の一つに「抱卵や子育てをする」という事があります。 (子育てをするカツラチャボ: 東京農業大学「食と農」の博物館にて筆者撮影.) 「子育てをする恐竜」と言えば、皆様はどの恐竜を思い浮かべますか? 多くの恐竜好きな方は、まずこの恐竜を思い浮かべる事でしょう。 マイアサウラ・ピーブルソルム
音声合成技術の進化が目覚ましい。人間に近い“自然な発話”が可能になったことで、用途が急速に広がった。歌声合成技術や声質変換技術といった派生技術も実用化に向けた動きが進んでいる。 今の音声合成技術では、声優などによる良質な収録音声が欠かせない。声をなりわいとする声優からすると、音声合成技術の普及は声優から「仕事を奪う」リスク要因ともいえる。にもかかわらず、音声合成技術の活用に積極的なのが大手声優事務所の81プロデュースだ。その狙いについて、同社代表取締役社長の南沢道義氏に聞いた。(聞き手は高野 敦、東 将大=日経 xTECH) なぜ音声合成技術の活用に積極的なのですか。 数多くの人気声優や実力派・ベテラン声優が所属する81プロデュース、およびアニメ関連の音響制作や外国映画の日本語版制作を手掛けるハーフ・エイチ・ピー・スタジオの代表を務め、多方面から声優、俳優を支援する。さらに、一般社団法人デ
※この記事は「Tokyo 7th シスターズ Advent Calendar 2019」12月10日分の記事です。 企画ページはこちらから↓ adventar.org 大分前の記事から期間が開いてしまいました。 お久しぶりです。 今回ナナシスのアドベントカレンダーがある事を知り、ちょうど秋葉原アニONにて『Tokyo 7th Sisters Music Cafe』を開催されることもあり、アニONの食レポ的なものをやろうかと思っていたのですが、「美味い」しか語彙力が無いので諦めました。 ただ、アニONトークショーで大西沙織さんが言っていたように、アニメ系イベントでのコラボフードって値段の割にクオリティの低いものが多いのに対し、アニONのフードはレベルが高いです。 私は、アキバセブンパフェ・ビバ!ドーナツプレートを頼んだのですが、どれも美味しかった。全体的に甘ったるい感じになるのかと思っていた
新種の恐竜グナトボラクス・カブレイライのイラスト。肉食恐竜としては最古の部類に属する。(ILLUSTRATION BY MÁRCIO L. CASTRO) 2014年、ブラジル南部の町で作業していた古生物学者ロドリゴ・ミュラー氏のもとに、近隣で発掘しているチームの仲間から見事な化石の写真が届き始めた。 「その時点でもう、大腿骨と頭、つまり頭蓋の一部が見えていました」とミュラー氏は振り返る。「この地で、このタイプの恐竜はほとんどありません。とても珍しい発見で、すごく興奮しました」 サン・ジョアン・ド・ポレジニの町で発掘されたその化石は、肉食恐竜としては最も古い時代に生きたものの一つであることがわかった。およそ2億3000万年前、三畳紀の森に暮らしていたとみられる。ミュラー氏ほかブラジルのサンタ・マリア連邦大学とサンパウロ大学の研究グループは、この恐竜をグナトボラクス・カブレイライ(Gnath
ロシア、シベリア北西部の北極圏に位置するヤマル半島は、全域にツンドラ湖が広がっている。(PHOTOGRAPH BY JEFFREY KERBY) グリーンランド西部で26年にわたり、季節の推移を定点観測しているエリック・ポスト氏は、その間大きな変化を目撃した。当初は何百頭ものトナカイが丘を埋め尽くしていたのが、今では90頭ほどに減ってしまったのだ。 「来春になればまた増えるだろうと思いつつ年が過ぎていき、気がつけば、かつてのような大きな群れではなくなっているのです」と語るポスト氏は、生態学者として米カリフォルニア大学デービス校で気候変動を研究している。 世界の気温が2℃上昇したとき、北極と南極はどうなっているのかを報告する新たな論文が、12月4日付けで学術誌「Science Advances」に発表された。それによると、すでに北極は温暖化した世界を先取りしており、近いうちに誰もがその影響を
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