ssmonline #43 での発表資料です。 (運用設計ラボ合同会社 波田野裕一)
![運用改善、不都合な真実 / 20240722-ssmjp-kaizen](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9a7f6b2914dd7eb0fdc2ccc7d9aac21f63654d3a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffiles.speakerdeck.com%2Fpresentations%2Feb49e29723a54931b1e3a7ca75225a38%2Fslide_0.jpg%3F31067052)
ssmonline #43 での発表資料です。 (運用設計ラボ合同会社 波田野裕一)
出世する、より上位の管理職に上がって行くというのは、マネジャーとしての力量や適正も必要だけれど、「どこまで奉仕できるか(どこで降りるか)」によるところが大きいのだろう。その奉仕水準でどこまで行くか/どの辺で止まるか均衡するのだと、会社で仕事をしながらつくづく感じるこのごろ。 ポジション上昇の基本路線 新人→中堅社員→係長→課長→部長→……とポジションが上がるに従って、受け取る仕事の粒度が大きくなってくる。 重要度や影響度から正確にリスクを抽出して優先順位を決められる。 大きな仕事を適切に分割して相互関係を理解できる。 期日から逆算して分割した仕事にマイルストーンを割り当てられる。 情報を整理して他者に状況を正確に説明できる。 自分にない力量を持つ他者・他部門に割り振れる。アウトソースできる。 といった管理能力がより高度に必要になってくる。 逆に言えば、こうした技術・能力が高い人をより高いポ
弊社の伝説の開発のひとつ、スクラムの源流でもある、初代プリウスについて、当時の開発者たちが語る熱く、時には洩れる本音のトークを紹介します。また日本を代表するアジャイルコーチの皆さんと、温故知新の心構えでこれらを分析しました。開発者たちのトークに、いくつかの共通ワードが存在し、それがスクラムの源流と繋がっている所まで整理できたので解説します。更に、変化の時代、環境変化に対し、ハードウェア開発をどう進めるべきか? いまどきの取り組みを現場の開発者たちの声と共にお届けいたします。本内容は、スクフェス三河「初代プリウスにみるアジャイル開発の要素と現代の環境での進め方について」の続編という位置付けになります。 / We will introduce passionate and occasionally candid discussions by the developers of our lege
みなさんSREしてますか? サービスなどの品質を維持していくために切っても切り離せないSREですが、 日本でもSREという言葉が定着しつつあるかと思います。 このSREについて書いていきたいと思います。 SRE NextのCFP忘れてたのでその代わりに・・ SREってインフラですよね? 非常によくあるケース、というか多分ほとんどがこうなっていると思います。 もちろん会社としてインフラのことを指しても問題はありませんが、 SREとはどういうものなのか、正しく認識して今一度現状を振り返ることで さらに良い活動に繋がることが多いと思います。 なんのこっちゃ、という方も多いかもしれません。 SREはエラーバジェットなどの話が必ず出てきますので、 モニタリングや監視などが必ずセットにはなっていきます。 ですが、この部分が強調されているのかどうしてもインフラエンジニアでしょ、 というのが定着している場
みなさん、監視作ってますか? システムを作ったら、そのシステムを監視していく必要がありますよね。どうやったら「いい監視」が作れるのでしょうか。「いい監視」とそうでない監視との違いとは、いったいなんでしょうか。 今の時代、「監視」ではなくて「可観測性」、 Observability (o11y) の時代になっていて、良いプラクティスや考え方が色々とあります。 この記事は、監視や o11y についての考え方を社内に共有するため書いたものを、社外共有用に調整し直したものです。新しい Observability の時代を、一緒に生きていきましょう。 監視を作ろう あなたはシステムを作りました。そのシステムに「監視」をつけようと思ったとき、最初にすることはなんでしょうか? まずは、システムを何らかのツールで監視するところから始めましょう。やらなきゃはじまらない。 Nagios, Cacti, Mun
この記事で書きたいことは、大筋下記のようなことです。 ・「これは問題だ」「だから改善したい」と、自分ごととして真剣に考えてくれる人というのは極めて希少です ・ただ「便利になる」というだけでは誰も動かないし、どんなにいいものを作っても使ってもらえません ・当事者意識を「持ってもらう」ということは基本的に出来ません ・当事者意識を持っている人を別に探し出すことで、なんとか状況を打開出来る場合もあります ・だから、「この人は当事者意識を持ってくれている/くれていない」を嗅ぎ分ける能力はとても重要です よろしくお願いします。 さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 以前にも書いたことがありますが、私はかつて、システム開発の会社に勤めていました。 社員数は4桁に届かないくらいで、SI案件とSES案件が大体半々くらい、自社業務と客先常駐も大体半々くらいという
システム運用アンチパターン ―エンジニアがDevOpsで解決する組織・自動化・コミュニケーション | Jeffery D. Smith, 田中 裕一 |本 | 通販 | Amazon エンジニアがDevOpsで解決する組織・自動化・コミュニケーション。早速お薦めしたく書いています。読書感想文です。 感想5点 良いぞ。周りに薦めたい 百聞一見。目次だけでも: https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119847/#toc 特に自分にとって良かったのは以下 9章 せっかくのインシデントを無駄にする 10章 情報のため込み:ブレントだけが知っている だが、一番スゴイのは11章かもしれない 「文化を変えようと思うのであれば、文化がどのように共有されているかを理解すること」 コロナ以前は 議事録 会議 机横での雑談 飲み会 タバコなどなどあったが コロナ以降、リ
こんにちは、メルカリMicroservices SREチームの藤本(@jimo1001)です。 私は現在、Embedded SRE として サーチインフラチームに入り活動しています。このサーチインフラチームは、Elasticsearchを使用した検索基盤を管理し、様々なマイクロサービスに検索機能を提供するチームです。この検索基盤は非常に巨大なプラットフォームで、メルカリ全体のマシンリソースの高い割合を占めており、メルカリの検索を支える非常に重要なものです。私の Embedded SRE としてのミッションは検索基盤の信頼性の向上と自動化を推進することです。 今回は、メルカリの検索基盤で利用している Elasticsearch における運用のノウハウを紹介したいと思います。 Elasticsearch とは Elasticsearch は、Elastic社が開発する Apache Lucen
Amazon Web Services (以下AWS)の利用開始時にやるべき設定作業を解説します。AWSの利用開始とは、AWSアカウントの開設を意味しますが、より安全に利用するため、AWSアカウント開設直後にやるべき設定がいくつかあります。この連載ではその設定内容を説明します。 AWS Organizationsを使用することで、複数のアカウントに自動的にこういった初期設定を行うことも可能ですが、この連載では新規で1アカウントを作成した場合を前提とします。複数アカウントの場合も、基本的な考え方は同じになります。 設定作業は全19個あり、作業内容の難しさや必要性に応じて以下3つに分類しています。 少なくともMUSTの作業については実施するようにしましょう。 MUST :アカウント開設後に必ず実施すべき作業 SHOULD :設定内容の検討または利用方法を決定のうえ、可能な限り実施すべき作業 B
こんにちは! Tech KAYAC Advent Calendar 2021 7日目を担当する荒賀(@ken39arg) です。 カヤックのエンジニアブログには2008年にPHPを使ったガラケー関連の記事を書いたのが最初になります。 それから10年以上たち、ガラケーも弊社でのPHPのプロジェクトもほぼなくなり、メンバーもかなり入れ替わり、私自身も20代だったのがついに40歳になりました。そんな私にとってこのアドベントカレンダーは私は今でもここにいるよというPingのような役割になっているため、年に一度若者に混じってアドベントカレンダーに参加しております。 例年ですと、趣味のマラソンなどに関する実績も書いているのですが、昨年同様、今年も続くコロナ禍により多くの大会が中止となったためこちらに関しては特に特記すべき実績はありません。ただ2020年に走るはずだった東京マラソンは権利は移行を続けてお
株式会社JMDC開発本部データ基盤開発部の中村と申します。 私が所属する医療機関基盤グループでは、昨年から今年にかけて基幹システムをオンプレからクラウド(AWS)へ刷新しました。 この移行プロジェクトは、JMDC史上トップを争うくらい難易度の高いプロジェクトだったと個人的に感じています。マネージャーの立場から今回のシステム刷新のきっかけや、プロジェクトのハードな道のり、そしてクラウド化で得られた成果などを振り返っていきます。 プロフィール 中村竜甫(https://twitter.com/rh1011_) 株式会社JMDC 開発本部 データ基盤開発部 医療機関データ基盤グループ マネージャー SIerにて広告配信システムの企画・開発・運用を経験。その後2015年9月から現職。 基幹システムの刷新リーダーを担当後、Webプロダクト開発のマネージメントを経験。現在は医療機関基盤Gマネージャとし
初めてFargateを触ったので、運用保守の観点で構築時に設定しておいた方が良いポイントをまとめました。 デプロイの自動化と書いているのにデプロイの話薄めになってしまいました…。 こちらはJAWS-UG朝会 #28で発表したものになります。
はじめに 今年のエンジニア研修の担当をしたkurotakyとtokkyです。ペパボのエンジニア研修2021がはじまっていますという記事を書いてあっという間に時が経ち、先日研修が終わったので研修資料を公開します。各研修の講師からコメントをもらっているので、ぜひ読んでいってください! 研修を実施するにあたって、専門的な内容を学んでから現場に入る方法や、幅広い技術層に触れてから現場に入る方法など、さまざまなスタイルがあります。ペパボでは最新の技術の幅広く触れてOJTに入っていくやり方を選択しています。それはなぜかというと、GMOペパボのわたしたちが大切にしている3つのことの中で、「みんなと仲良くする」ということ話がありますが、みんなと仲良くするというのは、エンジニアという職種だけでも100人以上になり、そのみんなと仲良くするのは実際は結構難しいと思います。過去にCTOのあんちぽさんが2017年の
こんにちは。開発本部 オンボーディングチームの酒井(@sakay_y)です。社内のオンボーディングコンテンツを、どんどん社外へ公開することを夢見ています。 2021年もエンジニア新人研修を行いましたので、軽い紹介と、講義資料および一部講義動画(New!)を公開いたします。 2021年のエンジニア研修について 講義資料公開 Webアプリケーション基礎 HTTP/DNS ソフトウェアライセンス ソフトウェアテスト テスト自動化 アクセシビリティ Docker Chrome Developer Toolsの使い方 サイボウズのアジャイル・クオリティ デザインの役割と関わりかた データベース CI/CD セキュリティ モブに早く慣れたい人のためのガイド ITコミュニティ文化と情報発信に共通する成長と貢献の要素 正規表現 Kubernetesを使った開発入門 モニタリング入門 gRPC入門 日本語話
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