JR大阪駅ビルの百貨店「JR大阪三越伊勢丹」が、来春の改装後に「ルクア1100(イーレ)」に看板を変える。三越と伊勢丹の経営統合の象徴として、一等地に掲げた「三越伊勢丹」の看板が、4年で消えることになった。 複数の関係者が明らかにした。「イーレ」はドイツ語で「あなたの」という意味があり、「消費者に身近な店にする」という願いをこめたという。 このビルはJR西日本の子会社が運営する。2011年5月から三越伊勢丹が入居していたが、売り上げが振るわなかった。今後は隣の専門店ビル「ルクア」が二つのビルを一体で運営する。百貨店は売り場を6割減らし、イーレにテナントとして入居する。 三越伊勢丹は売り場の縮小とともに、店名から「三越」を外して伊勢丹色を強めた衣料品中心の品ぞろえにする方向だ。