出た瞬間から時代遅れ?その原因は社内システムにあり 先祖をローレルとする日産ティアナがフルモデルチェンジをした。2.5リッター4気筒エンジンを搭載するスタイリッシュなFFのアッパーミドルクラスセダンで、広いキャビンスペースを持つ。しかも価格はフル装備車で242万9700円より。普通に考えれば魅力的な存在である。 しかし! 新型ティアナには決定的な弱点がある。イマドキのクルマとしちゃ考えられないことに、アイドルストップが付いていないのだ。加えて常識的な装備となりつつある自動ブレーキも無し。こうなるとファミリカーというより、タクシーなど営業用のクルマというイメージ。 なんで出た瞬間から古くなってしまうようなクルマになったのか? こらもう簡単。日産独自の「コミットメント」(約束)という社内システムによるものだ。こいつは企画担当者が会社に対し「何台売ります」という約束をして、達成出来なければ落第点