（五輪解説・木村公宣の目）難コース、日本勢に有利：朝日新聞デジタル

２２日に行われるアルペンスキーの回転コースを見て、とても日本チーム向きだと感じた。 標高差が２００メートル。急斜面が長いのが特徴だ。緩斜面が多かったバンクーバー五輪とは正反対。コース幅も少し狭い。狭くなると視界に入る景色が早く移り変わり、選手はいつも以上にスピードが出ていると感じる。コースの難しさも考えると、途中棄権が増えそうだ。 日本の湯浅直樹（スポーツアルペンク）と佐々木明（ＩＣＩ石井スポーツ）は攻撃的な滑りが持ち味で、急斜面での身のこなしがうまい。特にスタート地点からいきなり急斜面になる今回のコースは、湯浅がワールドカップ（Ｗ杯）で今季最高の４位に入ったイタリア・ボルミオと共通する。スタート直後の急斜面でリズムをつかんで一気に波に乗りたい。

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（五輪解説・木村公宣の目）難コース、日本勢に有利