米澤穂信、二年ぶりの新作だった 集英社の小説誌「小説すばる」に2012年~2018年にかけて掲載されていた作品を加筆修正。更に書下ろし一篇を加えて上梓された作品。 一作目となる「913」は2012年刊行の集英社文庫創刊35周年記念のアンソロジー『いつか、君へ Boys』にも収録されている。もともとはこの企画のために書かれた作品であったようだ。 いつか、君へ Boys (集英社文庫) 集英社 Amazon 単行本版は2018年刊行。2016年の古典部シリーズ六作目『いまさら翼といわれても』以降、作品が出ていなかった米澤穂信(よねざわほのぶ)としては二年ぶりの新作であった。 本と鍵の季節 作者:米澤 穂信 集英社 Amazon 集英社文庫版は2021年に登場。解説は朝宮運河。 本作についての集英社公式ページはこちら。登場人物たちのビジュアルも見られる。 小学館のWebメディア「小説丸」でのレビ