2012/09/13 米Internet Systems Consortium(ISC)は9月12日、BIND 9.xにDoS攻撃につながる脆弱性が存在するとして、セキュリティアドバイザリを公開した。これを受けて、日本レジストリサービス(JPRS)やJPCERT/CCといった複数の組織も注意を呼び掛けている。 脆弱性が存在するのは、これまでにリリースされたすべてのバージョンのBIND 9。リソースレコード(RR)の取り扱いに不具合があり、RDATAフィールドの長さが6万5535バイトを超えるRRが読み込まれると、namedが異常終了を起こし、サービスが停止する恐れがある。 ISCによれば、いまのところこの脆弱性を悪用した攻撃は確認されていない。しかし、攻撃手法が比較的容易であり、しかもキャッシュDNSサーバと権威DNSサーバの双方が対象となることから、ISCは脆弱性の深刻度を「重大」と判断