日本の金型屋さんが最終製品を作り出した マイクロモノづくりを成立させるためには、設備を持って製造する会社と、製品アイデアを持つ方とのコラボレーションが必須です。今回は、プラスチック射出成形金型製造を行う、いわゆる“金型屋さん”からのアプローチで、マイクロモノづくりが成立した事例の紹介です。 モルテック社の代表取締役 松井宏一氏は、二代目社長として入社後、現場経験を積み営業をする中で、インターネットに出会います。その後松井氏は、製造業界では有名なミナロの緑川賢司社長が講演するセミナーに参加して、その可能性を感じ取り、自らWebサイトを立ち上げ、ブログも書くようになりました。 松井氏はインターネットで自社のことを情報発信していく中で、従来の取引先だけではない方々との引き合いが来るようになったといいます。現在は、従来の客先からの売り上げが落ちた分を補える新規取引先に巡り合うことができています。