有田芳生の『酔醒漫録』 ジャーナリスト、新党日本の副代表として挑む日本の根本的転換。その眼から見た日々の雑感を綴ります。「酔醒」は中国の「梁書」にある「酒を飲むこと能はざるも、賓客交遊を好む。終日獻酬して、其の酔醒を同にす」から取りました。 10月15日(月)いくつかの新聞社からコメントを求められたので、もう少し草薙厚子さんにかかわる事件について書いておく。少年を鑑定した精神科医が供述調書を草薙さんサイドに渡したことで逮捕されたことがニュースになっているが、そこには重層的な問題がある。まずは取材プロセス。草薙さんがこれまでと同じく少年事件の再発防止のために取材を行ったことは、いささかも疑わない。鑑定医から話を聞き、可能ならば供述調書にも目を通したいと思うのは当然のこと。そして医師から調書を見せてもらうことに成功した。はじめはボイスレコーダーに録音したがとても間尺に合わなかった。そこでカメラ