内部告発サイト「ウィキリークス」は1日、在日米大使館発の秘密公電を新たに公表しました。それによると、核軍縮などを協議する日米の実務者協議で、日本側担当者が米国の核抑止力にしがみつく姿勢を再三、示していたことが明らかになりました。 公電は2007年11月8日に外務省で開かれた「第8回日米軍備管理・軍縮・不拡散検証委員会」でのやりとりを報告したもの。作成日時は同年12月7日です。 同委員会に関する外務省の発表によれば、「わが方より、核兵器国が核軍縮努力を対外的に説明することは重要である旨述べた」となっています。 しかし、暴露された公電によれば外務省の中根猛軍縮不拡散・科学部長は、「日本は米国の核抑止力に依存しており、米国の抑止力は国際社会の平和と安定で重要な役割を果たしている。日本のメディアは軍縮に関する政府の行動を見守っており、日本の意図は日米の安全保障上の取り決めを気にとめないわけではない