松江市教育委員会が漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を市立小中学校に求めた問題で、全国の図書館でつくる日本図書館協会は22日、「自主的な読書活動」を尊重する観点から、閲覧制限の撤廃を求める要望書を松江市教委に送った。要望書は、米国の
第2次大戦直後、当時の宮内省が機密書類をすべて焼却するよう指示していたことを示す文書が発見された。これは、天皇に戦争責任が及ばないようにするための措置だったと分析されている。 朝日新聞は23日、機密書類の焼却を指示した宮内省の文書が、宮内庁の宮内公文書館に保管されていたと報じた。これは、日本が降伏を宣言した3日後の1945年8月18日に作成された文書で、「機密書類ノ焼却ノ件」という題が付いている。この文書では、宮内省の各部局が保管している書類や、陸海軍などが宮内省に送った文書のうち「機密ニ属シ破棄相当ト認ムベキモノ」を、8月18日−22日の午前9時から午後3時までの間に、すべて焼却するよう指示している。また、焼却場所も指定している。 一橋大学の吉田裕教授は「昭和天皇が戦争犯罪者として追求される可能性を意識し、宮内省が文書の焼却指示を出したのだろう」と分析した。朝日新聞は「天皇に不利な文
パソコン遠隔操作事件にからみ、警視庁から不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検されていた朝日新聞記者3人と共同通信記者2人について、東京地検は23日、不起訴処分(起訴猶予)とし、発表した。処分理由は、記者らの行為が「報道目的で悪質性が低いため」などと説明した。 発表などによると、両社の記者らは昨年10〜11月、「真犯人」を名乗る人物が一連の犯行を告白するメールを送る際に使った発信元のアカウント(ID)にログイン(接続)した。地検はこの行為が不正アクセス(正規の利用者の承諾なしにパスワードなどを入力しアカウントに接続する行為)にあたると判断した。 しかし、記者らの行為が取材の一環だったことや、実害が大きくないことなどを理由に、悪質性が低いと判断したという。一連の事件では当時、捜査当局が4人を誤認逮捕して謝罪するなど、社会的関心が高まっていた。 犯行告白のメールは昨年10月、このアカウント
東京地検は23日、パソコン遠隔操作事件で真犯人を名乗る人物が「犯行声明」に使ったメールのサーバーにアクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検された共同通信社の記者2人と朝日新聞社の記者3人を不起訴処分とした。取材が目的で、悪質性が低いと判断したとみられる。 警視庁は6月、共同と朝日の記者が昨年10~11月に真犯人が利用したとみられるヤフー管理のサーバーにIDやパスワードを入力して不正アクセスしたとして書類送検した。共同の記者2人は複数回、朝日の記者3人はそれぞれ1回アクセスした、としていた。 共同の記者2人は遠隔操作事件の取材に当たっており、東京都内の弁護士らに送られた犯行声明のメールの中からパスワードを類推。アクセスできたため、メールの送受信記録を閲覧していた。
インターネットで番組を有料試聴できる「NHKオンデマンド」が、兵庫県尼崎市の連続変死事件をテーマにした番組を配信停止にしていたことが22日、分かった。 殺人罪などで起訴された角田(すみだ)美代子元被告の親族らの弁護人が6月、「視聴者に予断と偏見を与える」とする申し入れ書をNHKに提出、オンデマンドでの番組配信の停止を求めていた。NHK広報部は「今回の停止は、弁護士からの申し入れとは関係がない。取材に応じていただいた方のプライバシーに配慮した一時的な措置で今後、配信は再開する予定だ」としている。
警察官に「頭がおかしい」と侮辱されたとして、川崎市の男性が神奈川県に100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は23日、請求を棄却した一審横浜地裁判決を変更し、1万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は路上のバイク撤去などを求めて平成23年11月、川崎臨港署を訪れ、「今すぐにやれ」と何度も大声を出した。対応した警部補が「あなたは頭がおかしい」と発言。後に男性が発言の確認を求めると「頭がおかしいからしょうがねえじゃねえかよ」と返答した。 高世三郎裁判長は「男性も撤去を執拗に求めるなど逸脱した行動だったが、発言を言葉の弾みとして見過ごすことはできない」と指摘。慰謝料として1万円が相当と判断した。
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