警察庁の45歳のキャリア職員が、業務を通じて知り合った会社社長の女性と不適切な関係を持ったり、飲食代金を負担させたりしたとして、警察庁は停職1か月の懲戒処分にしました。職員は15日付けで依願退職しました。 警察庁は、公務員としての信用失墜行為に当たり、利害関係者から接待を受けることなどを禁じた国家公務員の倫理規定に違反するとして、停職1か月の懲戒処分にしました。阿武警視長は15日付けで依願退職しました。 女性の会社は当時、警視庁の交通総務課長だった阿武警視長が選考委員会の委員長を務める、警視庁主催の交通安全イベントを受注していて、NHKが情報公開請求した警視庁の文書によりますと、この会社は5つの業者のうち3番目の点数でしたが、選考委員会による検討の結果、企画が採用されていました。 一方で警察庁は、選考の過程で阿武警視長が女性の会社が受注できるよう便宜を図ったとは言えず、飲食代の負担も便宜の