その理由は6月24日、「Hagex(ハゲックス)」のハンドルネームで活動していた岡本顕一郎さんが刺殺されたからだ。容疑者の40代男はネット掲示板で他の利用者の誹謗中傷などの迷惑行為を繰り返し、Hagex氏もその被害を受けていた。Hagex氏は運営会社に通報し、自身のブログでもそのことを報告。以後、同様の通報が相次いだ。問題のIDは凍結させられたが、容疑者の男はまた別のIDを作り、それも凍結されるという状況に。こうした経緯から、容疑者は逆恨みをして犯行に及んだとみられている。 Hagex氏と筆者は「ネットニュース」や「ネット炎上」がテーマの発信を得意としていたので、イベントでも一緒に登壇することが何度かあった。 そんな同じ業界で働く友人が刺殺されたことから、「ネットの発言はリアルの生活を破壊するほど、人の恨みを買う」と考えるようになった。それが、ツイッターを更新しなくなったきっかけである。