Published 2021/10/05 20:28 (JST) Updated 2021/10/05 20:51 (JST) 滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡る再審で無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)=彦根市=が国と滋賀県に計約4300万円を求めた国家賠償請求訴訟で、県側の訴訟実務を担う県警が無罪判決を否定する内容の準備書面を提出した問題で、県警は5日、滝澤依子本部長が出席して15日に予定される定例会見で、同問題をテーマにした代表質問を拒否する方針を県警記者クラブに通知した。県警は「県議会や囲み取材で一定の説明は尽くした」などとしている。 県警は準備書面で「患者を心肺停止状態に陥らせたのは原告」と、西山さんを犯人視する記述などをしたため、三日月大造県知事が修正を指示していた。滝澤本部長は9月28日の県議会本会議で「書面の表現に不十分な点があり、西山さんをはじめ関係