「子牛がありえない低価格で取り引きされ、買い取り手のない子牛もいる。廃業を考えている酪農家も多い」 取材のきっかけは、北海道で開かれたあるイベントで聞いた料理人のことばでした。子牛の価格が下落しているとは、いったいどういうことなのか? 取材を進めて見えてきたのは、北海道の酪農の現場が直面する厳しい現実でした。 まず訪れたのは北海道南部にある酪農が盛んな八雲町です。 地区のJAを取材したところ、「この苦しい状況を多くの人に知ってほしい」と、町内の酪農家を紹介してくれました。 取材に応じてくれたのは片山伸雄さん。 90頭ほどの牛を飼育し、生乳を生産しています。 あまり知られていませんが、酪農家は「肉牛として育てられる子牛」も生産しています。 乳牛のホルスタインどうしをかけあわせて生まれた子牛の「メス」は、乳牛として育てられますが、子牛の「オス」や、乳牛や肉用の牛をかけ合わせて生まれた「交雑種」
朝日新聞出版が発行する総合週刊誌「週刊朝日」は、5月最終週に発売する6月9日号で休刊します。 週刊朝日は1922(大正11)年に創刊し、昨年2月に創刊100年を迎えていました。山藤章二さんの「ブラック・アングル」や「似顔絵塾」、司馬遼太郎の「街道をゆく」、世の中に埋もれたB級ニュースを発掘した「デキゴトロジー」など、数多くの人気連載や名物企画を生みました。1950年代には100万部以上の発行部数を記録。2008年に発行元が朝日新聞社から朝日新聞出版に移りました。昨年12月の平均発行部数は約7万部でした。 朝日新聞出版は「週刊誌市場が縮小するなか、今後はウェブのニュースサイト『AERA dot.』や書籍部門に、より一層注力していく判断をしました」としています。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF4
「中条さんが当選した数日後、日本年金機構の職員が公的年金の未納分を支払うよう、事務所に連絡し、その後も督促したのですが、結局支払ってもらえなかった」 2022年度の老齢基礎年金の満額は77万7800円だが、「中条さんは未納の約750万円と天秤にかけ、『年金なんていらない。払わない』と主張しているというのです」(同前) こうした中条氏の主張は問題ないのか。日本年金機構の担当者が解説する。 「国民年金法の第88条は、国民年金への加入を国民の義務と位置づけています。年金は個人が一定の積立を行い、それを老後に受け取るという趣旨のものではなく、現役世代が納付した保険料で、その時代の年金受給者の生活を支えていくという仕組みです」 さらに、次のように“警告”する。 「国民年金法第96条に『督促及び滞納処分』という条文があります。保険料を納める能力がありながら納付がない場合は催告状を郵送する。それでも納付
海上自衛隊の元1等海佐(昨年12月に懲戒免職)が安全保障に関する「特定秘密」を漏洩(ろうえい)したとして書類送検された事件で、この特定秘密は、中国艦艇の動向に関する軍事衛星画像の情報だとみられることが、政府関係者への取材でわかった。米軍から提供を受けたものも含まれていた。画像そのものではなく、情報の内容などを口頭で元の上司に伝えていたという。 元1佐は2020年3月、自衛艦隊司令官を務めた海自OBの元海将へのブリーフィングで、周辺情勢について海自が収集した特定秘密、自衛隊の運用状況、自衛隊の訓練に関する情報といった秘密を故意に伝えたとして、昨年12月に特定秘密保護法違反などの疑いで書類送検された。 送検にあたって海自警務隊は「厳重処分」の意見をつけたとみられ、横浜地検が起訴するかどうかについて調べている。 政府関係者によると、元1佐が漏らした特定秘密は中国海軍の艦艇の動きに関するもので、人
政府は、防衛装備品の製造などに関わる企業を財政支援する一方で、装備品情報を外部に漏らした企業関係者に対する刑事罰の規定を拡大する方針を固めた。現状、民間人が刑事罰の対象になるのは特定秘密保護法に基づく「特定秘密」など特に重要な情報の漏えいに限られるが、今後は比較的重要度が低い防衛省訓令上の「秘密」の一部についても刑事罰を科せるようにする。防衛企業に情報管理の徹底を促すのが狙いで、関連法案を通常国会に提出する。 複数の政府関係者が明らかにした。漏えい時に刑事罰が科せられるのは現状、特定秘密保護法に基づく「特定秘密」(10年以下の懲役など)と米国から提供された「特別防衛秘密」(同)のみで、いずれも詳細は非公表。それ以外の情報を防衛企業の役員や従業員が漏らしても、契約解除や違約金の支払いといった民事上のペナルティーがあるだけだった。今後は「秘密」の一部を「装備品等秘密」と位置づけ、知りうる立場の
警視庁が公開している「警視庁犯罪情報マップ」が、ネットで「活用したい!」と話題になっている。東京都内の治安を簡単に調べられるサイトになっており、時期的に引っ越しの物件探しなどで役立ちそうだ。 東京都内の治安を調べられる「警視庁犯罪情報マップ」 「警視庁犯罪情報マップ」(リンクで外部サイトが開きます)では、調べたい住所を入力すると、その場所の犯罪情報や、不審者情報などを確認することができる。具体的には、子供や女性に対する声かけやつきまとい事案などをまとめた「前兆事案情報」、特殊詐欺の犯行予兆電話である「アポ電情報」、侵入やひったくりなどの「犯罪情報」の発生状況を地図上に表示してくれるのだ。また、パソコンだけでなくスマートフォンでも閲覧可能で、歩きながら治安状況を確認できる。 このサイトを使えば、ちょうど新生活前のこの時期であれば、引っ越しを検討している人にとって、その地域の治安を知ったり、犯
現状、ネットで調べ物をしたいときは、Googleなど検索サイトを利用することが多いだろう。その場合、検索結果にリストアップされる無数のサイトは、質の高い有用なサイトばかりとは限らない。 広告だらけで内容が薄いページや、反対に難解なページばかりを引き当て、目的の情報にスムーズにたどり着けなかったという経験は誰しもあるだろう。 一方、ChatGPTは、質問文を投げかけるだけで、必要な情報を教えてくれる。情報を求めて、複数のサイトをさまよう必要はない。 Google幹部は非常事態を宣言した ユーザーにとって非常に便利なツールだが、Google社には脅威になっている。 ニューヨーク・タイムズ紙は昨年12月、検索の未来を書き換える可能性があるとしてGoogle幹部が危機感を抱き、社内に「Code red(非常事態)」を宣言したと報じている。ChatGPTに太刀打ちすべく、社内の開発体制を根底から変更
性犯罪をめぐる刑法の規定の見直しを検討する法制審議会の部会で、事務局を務める法務省は17日、昨年10月に示した試案のうち、強制性交罪の成立要件の文言を修正する改訂版を示した。暴行・脅迫や恐怖など8項目の行為で被害者を「拒絶困難」な状態にさせた場合に処罰するとしていたが、「拒絶」を「同意しない」に言い換えた。 【写真】毎月11日に性暴力の根絶をめざす「フラワーデモ」が全国で展開されてきた。「同意のない性交を性犯罪に」との声が上がっていた=2021年3月、東京都千代田区 「『拒絶困難』では被害者に拒絶の義務を課している」という被害者側からの反発を踏まえたが、8項目を前提とした基本構造は維持した。「意思に反して」という点だけで処罰する「不同意性交罪」とは異なり、法務省は処罰範囲は変わらないと説明する。一方、専門家からは「立証ハードルは下がる可能性がある」との指摘も出ている。 現行の刑法では「暴行
法務省は17日、刑法の性犯罪規定のあり方を検討する法制審議会(法相の諮問機関)の専門部会で、強制性交罪などの成立要件に被害者の「同意しない意思」を加える修正試案を提示した。被害者の精神的負担を考慮し、従来試案で「拒絶困難な状態」としていた要件の表現を変更した。今後の法制審で議論がまとまれば、通常国会に法案が提出される見通しだ。現行の強制性交罪は「暴行・脅迫」、準強制性交罪は「心神喪失・抗拒不能
アウトドア用品大手の米パタゴニアが気候危機に立ち向かう経営を鮮明にしている。環境負荷を抑えた製品づくりやスタートアップ支援に加え、2022年には地球環境を守る資金を増やすため、創業家が持つ株式を全て新設の目的信託と非営利団体に寄付した。環境経営の先駆けといえる同社はどこに向かうのか。創業者イヴォン・シュイナード氏に聞いた。若者が責任問う――1973年の創業後、最も誇れる成果は。「いまや会社の
フランス中部リヨンで昨年12月26日、1人の男性が、橋の上から川に身を投げて自らの命を絶った。 イラン人留学生のモハマド・モラディさん。地元紙などによると、2019年からリヨンで暮らし、大学の歴史学科で学ぶ38歳だった。 自死の直前に撮影されたとみられる動画が今、フランスで波紋を広げている。 … ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- A
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