長く厳しい“コロナ禍”が明け、街がかつてのにぎわいを取り戻した2023年。侍ジャパンのWBC制覇に胸を高鳴らせつつ、世界が新たな“戦争の時代”に突入したことを実感せざるを得ない一年だった。そんな今年も、数多くの著名人がこの世を去っている。「週刊新潮」の長寿連載「墓碑銘」では、旅立った方々が歩んだ人生の悲喜こもごもを余すことなく描いてきた。その波乱に満ちた歩みを振り返ることで、故人をしのびたい。 (「週刊新潮」2023年3月16日号掲載の内容です) *** 【写真を見る】絵沢萠子さん、ジェフ・ベックさん、のっぽさん……激動の2023年にこの世を去ったあの人この人を、在りし日の素敵な笑顔で振り返る 昨年50周年を迎えた沖縄返還を見届けるように2月、往年のスクープ記者が逝った。西山太吉(たきち)氏である。 沖縄返還交渉が日米間で行われていた1971年、返還協定では米国が支払うはずの400万ドルの
![沖縄密約報道「西山太吉氏」、堕ちた看板記者を再起させた「妻」と「こん畜生」【2023年墓碑銘】(全文) | デイリー新潮](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7f9b85e2bb6e0c3636565f257808a66e357fadfc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dailyshincho.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F12%2F2312041110_2.jpg)