不二家の社長が辞任を発表した。だれもが思い出すのは、5年前の雪印の事件だろう。あのときも社長が辞め、スーパーから商品が撤去されて、雪印は倒産寸前まで行ったが、その後どうなったかはあまり聞かない。実は、今では雪印のROE(株主資本利益率)は14.8%と東証の平均をはるかに上回り、その株価は事件前の水準に戻っているのだ。 柳川範之『法と企業行動の経済分析』は、雪印の事業再生の過程をあとづけ、破局的な事件がかえって思い切ったリストラを可能にし、本業に特化することによって資本効率が向上したことを指摘している。Fukuda-Koibuchiは、長銀の破綻後の取引先を追跡し、資産の厳格な査定によって多くの企業が破綻したが、新生銀行に債権が引き継がれた企業の株価は大きく上がったことを示している。これに比べると他の銀行の取引先は、破綻も少なかったが、業績の向上も起こらなかった。 不二家のように業績が長
日本とアメリカが現在どれぐらいの借金を抱えているのか見られます。マンハッタンの街角には財政赤字時計というのがあるそうですが、それをネットで見られるというわけ。額はもちろんリアルタイムに増えていきます。 詳細は以下の通り。 まずは日本の赤字。財政赤字カウンターというのは複数あるのですが、ここは2006年のデータで見られます。この記事を書いた時点では日本全体の債務残高が1062兆3875億円、国民一人当たり831万8359円の負担だそうです… リアルタイム財政赤字カウンター ver 6.6.3 次にアメリカの赤字。記事を書いた時点で8兆6400億3700万ドル(約1000兆円)だそうです。日本の方が赤字が多いらしい。 The National Debt 都道府県別のものもあるようです。 全国都道府県の借金時計 おまけとして、イラク戦争でかかった(かかっている)コストは以下。記事の時点で3475
1 勿凝学問 46 歳出削減はいつまでつづくのか? ――この国には、新自由主義とか市場原理主義の政治家などいない―― 2006 年 8 月 22 日 慶應義塾大学 商学部 教授 権丈善一 歳出削減はいつまでつづくのか? ......................................................................................... 1 清濁併せ呑むの論................................................................................................................... 3 為政者にとっては織り込み済みの現政権批判者の登場 ...............................................
上限金利引き下げへ 多重債務 解消へ一歩 自民決定 「特例検討」骨抜き懸念 自民党の金融調査会と貸金業制度小委員会は5日、出資法の上限金利(年29・2%)を引き下げて利息制限法の上限(年15〜20%)に一本化することを決め、多重債務問題は解消に向けて一歩前進した。自民党の報告書「貸金業制度の改革に関する基本的考え方」には包括的な規制強化が盛り込まれた。しかし、少額・短期の貸し付けなどに上乗せ金利を認める特例などは今後の検討課題とされており、規制が骨抜きになる懸念も残っている。(富塚正弥、広瀬謙哉) ■攻防 「金利を下げると融資の審査を厳しくせざるを得ない。借りられなくなった人がヤミ金融に流れる」 金融庁の有識者懇談会の提言を受け、5月に始まった自民党小委の議論ではしばしば引き下げに反対する議員の怒声が飛び交った。 反対派は、金利を下げると中小の貸金業者の収益力が低下し、経営が悪化すると
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