世界各国の汚職を監視している非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルは17日、2009年版「汚職指数」を発表した。日本の「清潔度」は180カ国・地域のうち17位で、昨年(同じ国・地域数)の18位からやや改善した。 汚職指数は、さまざまな国際機関などが集めた各国データや分析に基づき、政治家と公務員らの「清潔度」を10点満点で評価。1995年から毎年公表している。 今年の1位はニュージーランドで9.4点、2位が9.3点のデンマーク、3位はともに9.2点のシンガポールとスウェーデン。日本は7.7点。米国は19位で7.5点、中国は79位で3.6点。最下位はソマリア(1.1点)、179位はアフガニスタン(1.3点)だった。 同組織は「汚職の多い下位グループの国は長期の紛争などで、統治基盤がずたずたになっている」と指摘。こうした国々が汚職防止に向け独自の監視組織などを育成でき