【イスタンブール=木寺もも子】イラク北部のクルド人自治区から隣国のトルコにパイプラインで天然ガスを供給する構想が浮上している。トルコは自治区内の敵対勢力による妨害を抑えるため越境攻撃を始めた。自治区を統治する自治政府が経済力を高めて分離独立を志向する事態を恐れるイラク政府や、同国の政権に影響力を持つイランが反発している。自治政府は、自治区におけるガスの埋蔵量について、世界で確認済みの数%にあた
【ベルリン=宮下日出男】ドイツ政府がイラク北部のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対抗するため、クルド人部隊への武器供与の準備に入った。正式に決まれば、紛争地への武器供与を控えてきた外交政策の大きな転換となる。国際社会で高まる要請を受け、安全保障で一段の役割を果たそうという意識の高まりが背景にある。 武器供与はフォンデアライエン国防相とシュタインマイヤー外相が20日の記者会見で公表した。国防相は「可能な範囲で武器や弾薬を準備する用意がある」とし、外相は「政府はイスラム国の進撃を極めて懸念している」と表明した。 両閣僚は直前にメルケル首相ら政権主要メンバーと方針を確認。27日までに供与できる武器を決める見通しで、小型火器や対戦車ロケット砲が候補に挙がっている。クルド人部隊に使用方法を教える要員の派遣も検討する可能性がある。
イラクでテロや攻撃が相次ぐなか、少数民族のクルド人が暮らす北部の自治区では、例外的に治安が安定し、豊富な石油資源を支えに高層ビルの建設も相次ぐなど、「第2のドバイ」と呼ばれるほどの経済成長が続いています。 イラクでは、2003年3月にアメリカの侵攻で始まった戦争が終わった後も、イスラム教の異なる宗派の対立を背景にしたテロや攻撃が相次ぎ、国連によりますと、先月だけで800人余りが死亡し、治安の悪化が再び目立っています。その一方で、少数民族のクルド人が暮らす北部の「クルド人自治区」では、独自の治安組織が展開し、バグダッドなどから入る車両を徹底的に検査するなどして、例外的に安定した治安が保たれています。自治政府はバグダッドの中央政府とは一線を画して独自の油田開発を進め、石油資源の輸出から得られる資金を背景に経済成長が続いています。 ヨーロッパや韓国の企業も相次いで現地に進出し、中心都市のアルビル
イラク北東部のカナキン(Khanaqin)でインタビューに答えるクルド人数学教師のモハメド・アジズさん(2008年9月24日)。(c)AFP/ALI YUSSEF 【9月29日 AFP】イラクのクルド人数学教師モハメド・アジズさん(37)にとって「他人に悪いことをされたからといって、仕返しして良いわけではない」という論法はない。サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権中、バース党(Baath Party)によって住んでいた土地から強制追放された彼は今、復讐の想いを抱き帰って来た。 イラク北部の都市カナキン(Khanaqin)に近いBawaplawi村から家族が立ち退かされたのは1975年、アジズさんが4歳のときだった。自宅はアラブ人の移住者に強奪された。 今、教師となったアジズさんは、アラブ人にされたことと同じことをアラブ人に仕返している。「家を取られたとき、補償金なんてなかっ
URUK NEWS イラク情勢ニュース □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 2007/12/01 (土) [飛耳長目録 today's news list] ☆イラクをめぐる最新ニュース 2007/12/01 ☆親クルドのジャーナリストによる虚偽情報 2007/12/01 -------------------------------------------------------------------- ☆★イラクをめぐる最新ニュース 2007/12/01 -------------------------------------------------------------------- 1) イラク・レジスタンス・レポート 11月30日付 Iraqi Resistance R
【イスタンブール=村上大介】トルコ軍は13日未明、イラク北部を拠点とするトルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)をヘリコプターで攻撃した。トルコの民間テレビ局CNNトゥルクなどが伝えた。攻撃されたのはトルコ国境に近いザホ近郊の古い建物で、死傷者はなかったという。イラク北部のクルド自治政府当局者は攻撃はなかったとして、報道を否定した。 CNNトゥルクは「国会が10月17日、PKK壊滅のためのイラク側への本格的な越境攻撃を承認して以来、国境の軍事緊張が最も高まった」と伝えた。トルコ国会は先月、トルコ軍によるイラク北部への越境作戦実施を承認したが、この攻撃が本格的な攻撃開始につながるものかは明らかでない。 一方、民間テレビ局NTVなどによると、トルコ南東部シルナク県では13日、トルコ軍とPKKの戦闘があり、トルコ兵4人が死亡した。トルコ軍はPKK側に多数の死傷者を出したとしている。
ロイター通信は24日、複数のトルコ軍筋の話として、同軍の戦闘機と地上部隊が21日から23日夜の間、国境に近いイラク北部にある非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)の拠点を攻撃したと報じた。 ロイターによると同筋は、国境の山岳地帯ではこうした小規模な攻撃は過去にも実施されており、米国やイラクがトルコに自制を求めているような大規模攻撃ではないと強調した。 戦闘機はイラク領内20キロまで飛行し、約300人の地上部隊は同10キロの地点まで入った。34人のPKKメンバーを殺害したという。 トルコ南東部では21日、トルコ軍とPKKの大規模な交戦があり、トルコ政府は本格的な越境軍事作戦の実施を検討している。(共同)
トルコ政府は15日、イラク北部を拠点に隣国トルコの南東部で同国治安部隊への攻撃を繰り返しているクルド人非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)の壊滅に向け、イラクへの越境軍事作戦を承認するよう議会に求めた。与党、公正発展党(AKP)が多数を占めるトルコ議会は17日に承認する見通し。ロイター通信が伝えた。 トルコ軍はこれまでもPKK追撃のため緊急越境を行ってきたが、議会承認を得ることで本格的な越境作戦が可能になる。 本格的な作戦が行われれば、イラク北部のクルド自治政府の強い反発は必至。トルコ政府報道官は、越境作戦承認を提案する目的は「イラクではなくPKKだ」と強調した。民放CNNトルコによると、イラクのハシミ副大統領は16日にトルコを訪問する予定で、緊張回避に向け協議するとみられる。 トルコ軍の越境攻撃をめぐり米政府は、イラクの中で治安が最も安定しているクルド人自治区をめぐる情勢が流動化する
【アルビル/イラク 6日 AFP】ムスリムの男性と駆け落ちしたことについてとがめられ、17歳の少女の殺害される携帯電話で撮影された動画がインターネット上のサイトに掲載された。ビデオには少女に対する投石などが記録されていた。 殺害されたのはイラク北部のYazidi地区に住むDoaa Khalil Aswadさんで、彼女がイスラム教に改宗したとして4月7日に兄弟や親族によって殺害された。 動画はクルド系のウェブサイト「Jebar.Info」に掲載されたもので、数分間にわたって路上に横たわる少女に対して複数の男性が蹴りつけ、頭に向かって石やコンクリート片を投げつける様子が映されている。 付近には警察官や大勢の人々が集まっているが、誰一人として彼女を助けようとする者はいなかった。また彼女は抵抗をしたり、助けを求める様子を見せなかった。 この件を受け、地元自治体の長は、少女の殺害を非難する一
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