タグ

ブックマーク / sasaboushi.net (23)

  • 自家用車で日帰りで東国三社を回る(鹿島神宮、息栖神社、香取神宮)

    弊ブログ「笹帽子の樹」は読書感想ブログです。メインコンテンツとして、私が読んだ小説等の感想を記録しています。いま約500ほどの読書感想記事があるようです。すごいですね。 さて、ここでアクセス数が多い人気記事のランキングを見てみましょう! いったいどんなの感想が人気なのかな? ということで、(ホームページを除いた個別記事で)最も人気の記事は「公共交通機関のみで日帰りで東国三社を回る(鹿島神宮、息栖神社、香取神宮)」です! 公共交通機関のみで日帰りで東国三社を回る(鹿島神宮、息栖神社、香取神宮)検索してもバスツアーとかがヒットしてしまいあまり掲題のノウハウがでてこないように思われたのでここに知見を紹介する。まあ普通はバスツアーを使えばいいし、何より自家用車があればそれが一番便利と思われる。しかし車持ってないしバスツアーに縛られるよ...sasaboushi.net2019.10.05 弊ブ

    自家用車で日帰りで東国三社を回る(鹿島神宮、息栖神社、香取神宮)
    sasaboushi
    sasaboushi 2024/05/22
    渾身の読書感想だよ
  • 生成AIで小説を書くためのプロンプト5選

    人類の皆さん、小説書いてますか? この記事について この記事に書いてあること この一ヶ月ほど、遅ればせながらLLMによる小説執筆の支援という試みを実地でやってみたので、その中で結構良かったなと思ったプロンプトを紹介する。 使用したモデルはClaude 3 Opus。 この記事で書かないこと 生成AI「で」小説を書くことについての記事であり、生成AI「に」小説を書かせることについての記事ではない。 具体的に言うと、LLMに小説文を出力させる話ではない。当のところを言うとちょっとは試したけど、ちょっと試したくらいでは全然使い物にならなかった。色々と工夫すれば違うかもしれないが、自分の場合、色々と工夫するほど興味を抱かなかった(だって、小説書くのが趣味なのに、そこは渡したくないだろ)。 一般的な注意事項 小説ないしはその原型となるアウトラインをテキストファイルにしてまるごとClaudeに読

    生成AIで小説を書くためのプロンプト5選
    sasaboushi
    sasaboushi 2024/04/16
    鉄火なのかネギトロなのか、赤身なのか中とろなのか。
  • ねじれ双角錐群の《毛》ホラーアンソロジー『よだつ』文学フリマ東京37にて!

    これまで基的にはSFジャンルで小説を書いてきたけれど、今回のテーマはホラーということで、正直何を書いていいかわかりませんでした。深夜のdiscordで、次回はホラーにしよう、と決まったそのときにはワクワクしていて、よっしゃホラー書いてやろう、と思っていたものの、いざネタを出そうとすると何も出てこない。いや、それいつものことじゃないかと言われれば、はい、いつものことではあるんですが、あるんだけれども、でもSF書くときよりもその何も出てこない時間が長かった。思うに、自分がホラー小説をあんまり読んでいないために、「こういうホラー小説が書きたい!」といういわばロールモデルのようなものを持っていないからなのではないかと思います。 悩んでいくうちに、それがホラーを包含するのかされるのか、ベン図を書いたらどうなるのかわからないですが、ホラーじゃなくて怪談だったらありかもしれない、と思いました。 怪談が

    ねじれ双角錐群の《毛》ホラーアンソロジー『よだつ』文学フリマ東京37にて!
    sasaboushi
    sasaboushi 2023/10/24
    よろしく
  • アニメ『ヤマノススメ Next Summit』各話ED考察

    ヤマノススメNext Summitのエンディングとは アニメ『ヤマノススメ Next Summit』は、女子高生による登山をテーマとする漫画作品『ヤマノススメ』のアニメ化第4期の作品。 作のエンディングは、吉成鋼さんというアニメーターが毎話違う絵で一人で作っている(????) エンディングテーマこそ『扉を開けてベルを鳴らそう』一曲であるが、アニメの内容は毎回異なる(だから『チェンソーマン』のように曲含めて全部毎回新作というのとは違うのだが、あれはもう札束で圧殺という感じであるのに対して、これは作ってるの一人という異常性があり、その作家性や曲が共通であることでかえって毎回違う中の統一感みたいなものもあり、めちゃくちゃ良いのだ) アニメの内容に圧縮された情報量がものすごく、そこからストーリーが読み取れるのが楽しい。 大サビ(?)の「Ring a bell, ring a bell」の所に展開

    アニメ『ヤマノススメ Next Summit』各話ED考察
    sasaboushi
    sasaboushi 2022/12/21
    有史以来最高のアニメーション作品。
  • SF好きなら「(実在しない)切り抜きチャンネル」はチェックしろ

    この記事を書いた理由 昨日、文学フリマ東京35のWebカタログをチェックするスペース配信を行いました。 その中で、今回文フリ東京に出店予定の「(実在しない)切り抜きチャンネル」についてコメントしたところ、私と共にスピーカーになってくださったねじれ双角錐群のcydonianbananaさん、murashitさんのお二人が共にこのチャンネルをご存じでなく、また聞いてくださっていた方の中にも複数の方が「知らなかった、面白そう」という反応を返してくれていました。 自分は小説については感想をこのブログに書き残し、布教すべきものを布教したいと思っていますが、YouTubeなどの動画コンテンツは分ではないというか、そんなdigってないし、見たものについても特別感想を書いたりはしていません(聴いた音MADをひたすらツイートし続けている事例はあるが……)。この「(実在しない)切り抜きチャンネル」についても

    SF好きなら「(実在しない)切り抜きチャンネル」はチェックしろ
    sasaboushi
    sasaboushi 2022/11/14
    自分の宣伝より書いてしまった
  • 取扱説明書アンソロジー『故障かなと思ったら』 11/20文学フリマ東京35にて!

    今回の新刊『故障かなと思ったら』は、《取扱説明書》がテーマです。テーマのフィーチャー度が高い作品から紹介すると、小林貫「取説ばあさん」は取扱説明書を求める妖しい老婆が登場するサイバーパンク・怪異譚であり、Garanhead「故障とは言うまいね?」では取扱説明書の地位が極度に向上した世界でそれを執筆する資格者「マニュアリストロ」たちの活躍が描かれます。石井僚一「森/The Forest」はレイ・ブラッドベリの「みずうみ」をもとにした美しい叙情SFですが思わぬ形で説明書が登場しますし、cydonianbanana「閲覧者」には開かれたままの取扱説明書が登場し、しかし登場人物は不在のまま縮尺一分の一の地図をめぐる冒険が進行していきます。全自動ムー大陸「直射日光の当たらない涼しい場所」は取扱説明書を題材とした短歌十首の作品で、短編小説アンソロジーのインターミッションとしても取扱説明書の広がりを感じ

    取扱説明書アンソロジー『故障かなと思ったら』 11/20文学フリマ東京35にて!
  • ねじれ双角錐群『無花果の断面』 11/23文学フリマ東京にて!

    私が参加している文芸同人・ねじれ双角錐群が11月23日の文学フリマ東京にて新刊を出します。 今年のねじれ双角錐群のテーマは『群れ』。タイトル回収……タイトル回収じゃないか!!! ↑ Keep readingで続き読めるよ 最高のテーマだと決まった日に思い、翌朝から頭を抱えることになりましたが、しかし原稿を書き終えることには群れへの感受性が研ぎ澄まされた結果か、考えてみれば群れSFというのはSFの中でもすでに確立された一分野だなと思うようになり、たとえば自分が比較的最近読んだ小説の範囲だけですら円城塔『イグノラムス・イグノラビムス』とか飛浩隆『はるかな響き Ein leiser Tone』なんか完全に群れSFなわけであり、それら豊富な先行作品の群れに追いつき、打倒していくという高い志を掲げてできた合同誌『無花果の断面』にご期待ください。 以下、ネタバレを含まない宣伝感想。

    ねじれ双角錐群『無花果の断面』 11/23文学フリマ東京にて!
  • 雨月物語SF合同『雨は満ち月降り落つる夜』&リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』の復刊

    この度、私が企画した2冊の合同誌について、Amazon Kindle Direct Publishingのペーパーバック出版(POD)を活用した復刊・再販を開始しました。 雨月物語SF合同『雨は満ち月降り落つる夜』 雨は満ち月降り落つる夜 | 笹帽子 | | 通販 | Amazon 近世日を代表する怪異小説『雨月物語』の9編を、SF的視点から再解釈する小説合同誌です。 特設サイトはこちら。また、過去にいただいた感想の一部をまとめたページがこちら。 オリジナル書籍版は2019年5月の文学フリマ東京にて頒布、また若干数をBOOTHでも通販しましたがおかげさまで即日完売してしまい、以降はKindle電子書籍でのみ配信を行ってきました。Kindle電子書籍を普段から利用されている方はそちらで読んでいただけるので良いかと思いますが、紙ので読みたいという方もいらっしゃるかと思い、この度ペーパ

    雨月物語SF合同『雨は満ち月降り落つる夜』&リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』の復刊
  • 奇祭SFアンソロジー『来たるべき因習』Kindle版無料キャンペーンと読書会レジュメ公開

    『来たるべき因習』Kindle版 無料キャンペーン 私が参加している文芸同人・ねじれ双角錐群の奇祭SFアンソロジー『来たるべき因習』のKindle版が期間限定無料キャンペーンを実施しています。まだ読んでいない人は、今すぐ無料でダウンロードするか、キャンペーンが終わってから有料でダウンロードするか、その両方か。選ぶことができます。無料がオススメです。もう読んだ人は、お友達にも教えてあげてね。(キャンペーンは11/11木の夕方まで) どんな小説が載っているのか? それは昨年の文学フリマ東京で誌を頒布したときの告知記事に詳しい。以下の記事です。熟読願います。

    奇祭SFアンソロジー『来たるべき因習』Kindle版無料キャンペーンと読書会レジュメ公開
  • Kindle Direct Publishing (KDP)がペーパーバックに対応したので早速出版してみた(販売開始編)

    販売までの流れ 流れというほどのこともなく、Amazon側でのレビュー(審査)については、体感としてはKindle版を出すときと何も変わっていません。72時間以内に完了するということになっていますが、今回は15時間で完了した、というのも過去にKindle版を出したときの体感と概ね一致しています。完全に想像でしかありませんが、ペーパーバック版のレビュー内容はKindle版と変わらないのでは、と思います(内容に明らかな著作権的な問題がないかとか)。印刷領域のはみ出しとかは前述の自動プレビューで確認できていますからね。 販売開始の通知 以下が販売開始時に送られてきたメールです。 購入可能にはなったけれども、リンク、商品説明、試し読みなどの各機能やページ上の記載は順次追いついてくるので、ちょっと待っとけということが書かれています。これはまあそういうものなので違和感はありません。ちなみに「出版関連の

    Kindle Direct Publishing (KDP)がペーパーバックに対応したので早速出版してみた(販売開始編)
  • Kindle Direct Publishing (KDP)がペーパーバックに対応したので早速出版してみた(商品到着編)

    表紙と裏表紙 思ったよりちゃんとしてる(失礼)、というのが第一印象でした。 ここから紙の話をしますが、始めに宣言しますと、紙について私は素人です。すごいとんちんかんなことを書いてるかもしれませんが専門家のツッコミをお待ちしております。 触った感じ、用紙は普通の、手触り良い程々の厚さの紙です。公式には、紙は80ポンド(220 g/m²)であるという記述があります。ここにもヤードポンドの帝国が……。ここのツールを使って四六版のkgに換算すると約189kgと出ました(四六版に換算していいのか自体わかってない)。素人なのでよくわかりませんが、これ日で印刷してるんだから、そんなポンド仕様の紙買ってきて使ってるわけなくて、日で流通量が多い一般的な用紙を使っているはずだと考えれば、近い数字で、OK特アートポスト+180Kとかなのでは、と想像します。若干黄色っぽいのもそれっぽい。一応手元に紙見があり

    Kindle Direct Publishing (KDP)がペーパーバックに対応したので早速出版してみた(商品到着編)
  • Kindle Direct Publishing (KDP)がペーパーバックに対応したので早速出版してみた(登録編)

    2021年10月のサービス開始当初の使用感を速報した記事なので、最新の状況と異なる可能性がある点をご了承ください(2022年11月追記) してみた!!!(まだ出版されてません。登録完了して審査中の段階です) (追記)販売開始したので続きも書きました!! KDPまだ流行ってない頃にいち早く電子書籍を出してみてから早6年半。ついにKindle Direct Publishingが日でもペーパーバックのオンデマンド出版に対応したとのことで、早速やってみました! 対応したよという記事がタイムラインに流れてきて知ったのが19:30、そこから作業して21:15に入稿しました。スピードでは負けない。 といってもそんなスピードで作品が書けるわけはなく、入稿したのは昨年発行したリフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』の収録作である『冷たくて乾いた』です。ちょうど先週末にPDF版をBOOT

    Kindle Direct Publishing (KDP)がペーパーバックに対応したので早速出版してみた(登録編)
  • 『夜になっても遊びつづけろ よふかし百合アンソロジー』

    夜ふかし百合アンソロジー発売のお知らせ|ストレンジ・フィクションズ @strange_fics #note https://t.co/BWvM2EXipK — ストレンジ・フィクションズ (@strange_fics) July 2, 2021 『夜になっても遊びつづけろ よふかし百合アンソロジー』に短編小説を寄稿させていただきました。 よふかし百合をテーマとするアンソロジーです。『異色作家短篇集リミックス』、『日探偵小説全集リミックス』といった尖ったアンソロジーを世に送り出してきた創作文芸サークル〈ストレンジ・フィクションズ〉の別冊、つまりナンバリングタイトルじゃないやつ(?)で、同サークル有志+ゲストによる作品が集まっています。ゲストで書かせていただきました。錚々たる執筆陣の中に載せていただきありがたい限りです。 合同誌はKindleにて配信され、チャリティ企画として収益は国境なき

    『夜になっても遊びつづけろ よふかし百合アンソロジー』
  • 奇祭SF合同誌『来たるべき因習』 11/22文フリ東京にて!

    Strange Festival × Speculative Fiction 奇祭が奇想と出会うとき、やがて積もり、いつか結び、かねて繰り返される因習が、未来からの手引きとなってわたしたちの延長線上に蠢きはじめる。虚構の語りに踊る創作群が祭り囃子を呼び寄せる、異色の奇祭SFアンソロジー (追記)Kindle版出たぞ!!! というわけで11月22日に開催される第三十一回文学フリマ東京にて頒布される、ねじれ双角錐群の奇祭SFアンソロジー『来たるべき因習』に参加しています。スペースはカ-10、Webカタログはこちら!  各作品のあらすじ(宣伝文)もあるぞ!  11/8追記:公式サイトのページもできたぞ!! 文フリ東京は、五月の開催が中止され、今回は一年ぶりの開催、感染症対策をしながら、ということで色々大変だろうし大変なのですが、でも文学と濃厚接触したいという方は是非会場にお越しください(COCO

    奇祭SF合同誌『来たるべき因習』 11/22文フリ東京にて!
  • リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』通販開始!!

    リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌 紙魚はまだ死なない 第三十回文学フリマ東京にて頒布を予定していたリフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』の通販を開始します。残念ながら文学フリマは中止となりましたが、ぜひご自宅でお楽しみください。 もともと、趣味小説を書くにおいては、現代にはインターネットという素晴らしいインフラがあるのだから、そこで公開して読んでもらえばいいじゃないと思っていて、そもそも自分は小説書き始めたのだってインターネット上で知り合った人たちがきっかけだったからずっとオンラインで書いてきたし、読む側においても特に海外にいた時期には電子書籍がある時代で当に救われたと思ったくらいだし、そういう考え方の自分だったから、紙のにそこまで重要性を感じてなくて、まして同人誌って別にそんなに興味ないなと思っていた時期もあったんですけど、あるとき幸運にもお誘いをいただいて

    リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』通販開始!!
  • 紙魚はまだ死なない – リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌

    リフロー型電子書籍にすることが絶対にできないオリジナル小説を集めた合同誌。 →まえがき ※リフロー型電子書籍:表示するデバイスの画面サイズや文字サイズ設定に合わせて、流動的なレイアウトで表示する電子書籍 春霞エンタングルメント /cydonianbanana 衛星カリストの採掘オペレーター・トマはその日、二〇五〇年のβ地球へログインし、山奥の旅館で恋人のニナと落ちあう。地球−カリスト間の通信ラグで四〇分間ずれた時間を過ごす二人の前に現れたのは、世界の仕組みに精通する謎めいた湯守の老婆だった——可能世界と宇宙の距離を超えて絡み合う、湯けむりSF恋愛譚! twitter: @cydonianbanana https://about.me/cydonianbanana しのはら荘にようこそ!/ソルト佐藤 『しのはら荘』は4つの部屋だけの小さなアパート。でもそこには、巨乳の美人管理人さんがいるので

    紙魚はまだ死なない – リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌
  • 神待ちSF幻想合同誌『心射方位図の赤道で待ってる』 11/24文フリ東京にて頒布

    神待ちSF幻想小説合同誌『心射方位図の赤道で待ってる』を、2019年11月24日(日)第二十九回文学フリマ東京にて頒布します。スペースはク-39です。特設サイトはこちら。 文芸同人ねじれ双角錐群の四冊目の短編集です。今回のレギュレーションは「神待ち」。死語感がありますが、この令和の時代に改めて神待ちについて考えるという真面目な意味合いは特に無く、「神待ち」という単語から着想していれば何でもありというレギュレーションなので、実際集まった作品を見ていくと思わぬ飛躍があって楽しいものです。様々な神待ちがある。以下、収録作品をざっくりと紹介していこうと思います。 ✊「神の裁きと訣別するため」 murashit 箇条書きで語り尽くせる着想を散文によって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である。よりましな方法は、あらゆる事象を項目として書き出して、並列に差し出すことだ。より論理的で、より無能

    神待ちSF幻想合同誌『心射方位図の赤道で待ってる』 11/24文フリ東京にて頒布
  • 文フリ東京ありがとうございました/雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』Kindle版の配信

    先日、雨月物語SF合同『雨は満ち月降り落つる夜』で文学フリマ東京に参加させていただきました。スペースを訪れていただいた方、どうもありがとうございました! 初めて文学フリマというイベントに行ったのはもう6、7年前、下手するともっと昔かもしれないと思うのですが、そのときは「へ、へぇ~こんな感じなんだ~……」と会場をうろうろし、その空気に飲まれ、瘴気にあてられ、特に何も買わずに帰ったのを記憶しています。そこから比べると最近は行ったらを結構ポンポンと買ってしまうし、あまつさえ今回は合同誌の主宰として参加してしまったというのは、年とって耐性がついたというのか、丸くなったというのか、単に使える金が増えたからか、まあ大人になるのってそんなに悪いことばかりじゃないよね、と思います。 今回、印刷部数は各方面に聞いた話とか、参加させてもらっているねじれ双角錐群の情報とかを参考に、決して日和ったつもりはないま

    文フリ東京ありがとうございました/雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』Kindle版の配信
  • 雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』 #文学フリマ 東京にて (3)

    2019年5月6日の文学フリマ東京にて頒布する雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』の告知記事です。特設サイト、(1)、(2)から先にどうぞ。 そうです。前後編とは言いましたが(3)がありました。 (1)(2)の作品紹介を書く上で、告知という位置づけで私や他の参加者を知らない方に向けて書くようにしたので、参加者の話(誰それらしい作品、みたいな)はしないようにしていました。でも、合同誌のコンセプトはわかったけどどういう人が書いてるの、という情報もなんだかんだあったほうが良いかもしれない、と思い、追加で記事を書くことにした次第です。以下、すべて私の個人的な見解ですが、参加メンバーの紹介をします。そういう紹介をすると必然的に内輪感が出てしまうのだが、そういう記事だと思ってください。あと、そんな紹介読んだってわからん、具体的にどんなのを書く人なんだよ、というのもわかるように、Web上で読める作品を

    雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』 #文学フリマ 東京にて (3)
  • 雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』 #文学フリマ 東京にて (2)

    5.『boo-pow-sow』(志菩龍彦) 老後の楽しみでカジュアル剃髪して風流ぶって旅をする、現代で言えば早期退職して蕎麦を打ち始めた的なおっさんが、高野山で夜を明かすうちに豊臣秀次とその家臣の亡霊に行き逢ってしまう怪談『仏法僧』を踏まえ、高野山という霊場を舞台としつつ風流ぶったおっさんを排除して女子高生の話にした、幻想SF。おっさんを排除して女子高生にしたの英断すぎる。仏法僧という三文字をboo-pow-sowと表記するだけでSFっぽくなるのがすごく、方言とかも含めて音声的な感覚が鮮やかなのが良い。合同誌の百合枠です(?)。 6.『巷説磯良釜茹心中』(雨下雫) 非の打ち所のない完璧な・磯良を迎え、しかし生来の浮気性からを裏切ってしまう男・正太郎が、嫉妬のあまり生霊となった磯良に襲われる怪談『吉備津の釜』の舞台を近未来に移し、吉備津神社の鳴釜神事をAIによる推薦配偶者制度に置き換え

    雨月物語SF『雨は満ち月降り落つる夜』 #文学フリマ 東京にて (2)