(司会)二場美由紀氏 本日のシンポジウムの議題は『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』です。私たちポルノ・売春問題研究会が何故この問題に取り組むかというと、子どもへの性被害の背景に成人を被写体とするポルノがあるからです。中吊り広告やコンビニの成人向け雑誌など女性の身体を性的見世物とするものが世の中には溢れています。子どもたちは日々これらのポルノに晒されています。 本日は学校・施設・医療機関における性被害についてご報告頂きます。性被害の報告は4ヶ月で55件あります。家庭内では親が子どもの裸を撮影したり子どもを性行為に誘う事例が後を絶ちません。この55件も児童の訴えが認められたものであり一部にすぎません。過去に前例のある教員が別の職場に転勤してそこでも事件を起こすケースやポルノを見た人間が真似をする事例が報告されています。うち一人の加害者の自宅には女子高生を扱ったAVが沢山