大鳴戸親方怪死事件というのは、八百長告発に絡む相撲界最大の闇とも言える事件です。 ●大鳴戸親方怪死事件の経緯 1980年に小学館の「週刊ポスト」で元十両・四季の花範雄の八百長告発手記が掲載され それから20年あまりも元力士や大相撲関係者の証言が「大相撲八百長告発シリーズ」として連載されました。 そして1996年に11代大鳴戸親方(元関脇・高鐵山 本名:菅孝之進)という部屋持ち親方と 元大鳴戸部屋後援会副会長の橋本成一郎氏が共同で14回にわたって連載した「告白手記」は 八百長問題にとどまらず、角界の乱れた女性問題から、大麻の蔓延、角界と暴力団の関わりまでを暴露し、非常に衝撃的な内容でした。 大鳴戸親方はその後、八百長などの経緯をまとめた「八百長―相撲協会一刀両断」(1996年、ラインブックス)という「暴露本」を出版します。 ↓大鳴戸親方「八百長―相撲協会一刀両断」 しかしこの「暴露本出版」が