欧米メディアが「日本最大の右翼組織」と報じ、安倍政権の閣僚の半数以上が「日本会議国会議員懇談会」に所属していることが明らかになるなど、にわかに注目を集め始めている保守系政治団体「日本会議」。 その実態を「肉体」(人脈・組織)と「精神」(戦前戦中を手本とする価値観)、教育や靖国問題を巡る「運動」という3つの側面から検証、日本を戦争に導いた、国家神道や国体論を拠り所とする戦前回帰への動きとして読み解くのが、山崎雅弘氏の『日本会議 戦前回帰への情念』(集英社新書刊)だ。 「日本会議」とは一体、どんな組織なのか? 前編記事(「山崎雅弘氏が解説する安倍政権とのつながり」)に続き、戦史・紛争史の研究家である山崎氏の視点から、その答えを探る。 * * * ―1999年のいわゆる「国旗・国歌法」制定や教育基本法の改正などでも、全国的な草の根的市民運動を展開し、その成立に影響を与えたといわれる日本会議ですが
![「天皇陛下のお言葉」と「生前退位」問題をめぐる「日本会議」の反応を考察する|ニフティニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/86d060dbbedb24daacc88121df995d80faf3fa41/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.nifty.com%2Fcms_image%2Fnews%2Fdomestic%2F12176-71904%2Fthumb-12176-71904-domestic.jpg)