中国の検索サイト最大手、百度(バイドゥ・ドット・コム)は、世界最大のインターネット市場となっている国内市場での首位独走に向け、企業買収を検討している。同社の李●晢CFO(最高財務責任者)がインタビューで明らかにした。 同CFOは北京本社で「いくつか買収の申し出があり、さまざまな案件を検討し始めている」と話し、具体的な企業名は伏せた。また「インターネットは発展の初期段階。ダイナミックな潮流のなかで、首位を維持しなくてはならない」と語った。 インターネット利用者が3億人以上に上るといわれる中国で、同社は国内の電子商取引や携帯端末でのインターネット・サービスに注力。携帯端末でのインターネット検索を強化することで米グーグルの引き離しを目論む一方、電子商取引部門は企業間電子商取引最大手アリババ・グループの競合相手に成長する可能性がある。 メインファースト・セキュリティーズ香港のアナリスト