1年もの間、現実逃避をしていた。やっぱり自分に積み上げたものはプログラミング以外にないと感じた。もちろんプログラミングも中途半端ではあるんだけど、飯食うことができたのはこれを除いてない。プログラマを引退してビジネスで飯を食うんだ。なんて思ったが、ビジネスマンとしての冷酷さと辛抱強さが自分にはないと思い知った。 計画の最終段階まで来たら、きっと売れる、金になる、などという期待ばかりをして冷静さを完全に失うし、徹底したマーケティングをしてやろうという覚悟もない。有名な漫画のセリフに「いいものは売れるというナイーブさを捨てろ」というものがあるが、それを知っててなおナイーブでいてしまうのは、金儲け主義者になるには足りないのだ。おまけにいいものを作ったかも怪しい。 いいものを作った上で、マーケティングもしっかりやるというのがビジネスの基本だ。さらに人をこきつかったり、利用できるものは全部利用するとい