やがて不動産会社の担当者が駆けつけました。状況を確認する担当者に、慌てて仕事から帰った山内さんはこう切り出しました。 「これ、買った時に専門家に診てもらいましたよね? そこで問題がないと言われたので購入したのです。その人の責任ですよね?」 しかし、不動産会社の方の説明はこうです。「インスペクション(住宅診断)はその時の状況を診断するものですので、その後を保証するものではないのです。体の健康診断でも、その時問題が無くても数年後に何処か悪い箇所が見つかることがあるのと同じなんです」。 すかさず山内さんはこう言いました。「ならば、何のためにインスペクション(住宅診断)する意味があったんですか?」と。 実は、当時のインスペクション(住宅診断)結果には、こんな記載があったこともわかりました。「2階のバルコニーのメンテナンス不足が懸念される」「防水等の対策を早めに実施することが望ましい」。 これを見た
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