津軽海峡を隔てた大間町と北海道函館市との観光連携を探る「津軽海峡・大交流フォーラム」が13日、大間町で開かれた。2015年度の北海道新幹線函館乗り入れを前に、下北と道南の観光振興の行方を探るもので大間町が主催した。函館市からの観光関係者20人余りも含め約百人が参加した。 金沢満春・大間町長は「大間はラジオもテレビも北海道。私は函館賛歌が歌えます」と、古くからの結びつきを紹介した。 講演した元JR東日本仙台支社長の清水慎一・立教大特任教授(観光学部)は「日本人は終着駅が大好き。新幹線の函館乗り入れで観光客は函館に集中する。だが、津軽海峡を囲む新たな回遊コースが出来れば青森も集客の絶好のチャンスとなる」と語り、人や地域観光資源、交通網のつながりの強化を訴えた。 大間町と函館市は大間原発工事再開を巡り対立が続いているが、函館市の参加者からは、「政策課題はあっても、地域の将来を考えると、交流