函館の建設業者、高専と共同研究 浄水場の泥を有効活用へ 堆肥加え畑用に販売 (05/22 16:00) 有効活用が期待される浄水汚泥のサンプル 川水をろ過して水道水とする際に出てくる泥の有効活用に向け、函館高専と函館市内の建設業者が共同研究を進めている。2カ所の浄水場から出る泥は年間約千立方メートル。1200万円ほどかけて脱水や乾燥などの処理を施し、ほとんどを浄水場内で利用している。畑の土などとして販売を増やせば経費節減につながるとして、函館市も期待を寄せる。 水道水は、市上下水道部浄水課が赤川高区と旭岡の2浄水場で急速ろ過し、作っている。その際に薬剤を入れて汚れを沈殿させ除去する。残った泥が浄水汚泥だ。 同課によると、浄水場から出る泥は産業廃棄物に指定される。その量年間約千立方メートル。「栄養となる有機物をほとんど含まない、ほぼ無機状態。汚泥と言うがとてもきれい」(同課)だが、これまでは