花粉、早くも飛散 北海道・札幌、先月からの暖気影響 (03/08 07:10) 道立衛生研究所の屋上に設置している花粉捕集器。スライドガラスに付着した花粉を数える シラカバと同じカバノキ科で花粉症の原因となるハンノキの花粉が、札幌市内で早くも飛び始めている。2月中旬からの暖かさが影響しているとみられ、道立衛生研究所(札幌)が1997年に観測を始めて以降、最も早い2月末にハンノキ花粉の飛散を確認。目や鼻などの不調を訴えて病院を訪れる人も急増している。 ハンノキは川べりなどに自生している。道立衛生研究所は毎年、屋上に花粉捕集器を設置して観測を続けており、今年は観測初日の2月28日にハンノキ花粉を採取。これまで最速だった3月8日(2002年)の観測記録を更新した。 札幌管区気象台によると、2月の札幌市は20年ぶりに14~28日の15日連続で気温がプラスまで上昇するなど、春を思わせる陽気になってい