道南の木古内町では、来年に行われる町のイベントに向けて地元の人たちなど100人が5万本分のチューリップの球根を植えました。 木古内町のサラキ岬は幕府の軍艦「咸臨丸」が、幕末に沈没した場所として知られ、船が造船されたオランダにちなんで国の花、チューリップを植えています。 28日、来年5月に開かれるチューリップを楽しむイベントに向けて地元の人たちなどおよそ100人がサラキ岬に集まり、真っ赤な花ビラが幾重にも重なる「ミランダ」と呼ばれる品種など合わせて60種類、5万本分の球根を1つひとつ手作業で植えていきました。 子どもと参加した函館市の女性は「きれいなチューリップが咲いて欲しい。来年の春になったら見に訪れたい」と話していました。 植えられたチューリップは雪の下で春の訪れを待ち、来年5月に花を咲かせ見頃を迎えます。