マイクロプラスチックを体内に取り込んだヨーロピアンパーチの稚魚。小さな丸い粒がマイクロプラスチック(ウプサラ大提供) プラスチックの微小粒子「マイクロプラスチック(MP)」を含む水の中では、魚の卵のふ化率や稚魚の成長率が低下し、天敵から身を守る力も弱くなるとの実験結果を、スウェーデン・ウプサラ大の研究チームが2日までにまとめた。 チームは「スウェーデン沿岸で実際に観測されるのに近い粒子の濃度での実験なので、影響が自然界の魚にも現れている可能性がある」として、世界的に海洋汚染が問題になっているMPの削減を訴えた。