東京都町田市は、全市立小中学校など66の公共施設で、使用電力を再生可能エネルギーのみで賄う取り組みを始めた。市の公共施設では初の試み。今月2日から4月ごろまでに順次導入する。市や市教育委員会によると、小学校42校と中学校20校のほか、教育センターや排水浄化センターなどの4施設が対象。対象施設の2022年度の年間使用電力量は計1478万キロワット時。再エネに切り替われば、二酸化炭素(CO2)排出量を年間6750トン減らせるという。年間で計700万円程度の電気料金の削減も見込んでいる。 風力発電による電力を提供するコスモ石油マーケティング(港区)の再エネ電力プランを導入する。同社のプランは、都内や神奈川県の自治体でも実績があり、病院でも導入の事例がある。トラブルなどの際は他の電力も調達されるなど、安定的に電力が供給されるという。 今回の取り組みで市の公共施設で使う電力のうち、約4分の1が再エネ