愛知県の芸術祭「あいちトリエンナーレ」の実行委員会は1月4日、同組織が管理、運営するメール配信システムへ不正アクセスがあったと発表した。なりすましメールが送信された他、システムに登録されていた約3500件分のメールアドレス、氏名などが流出した可能性があるという。 実行委員会によると、3日午前に外部からあいちトリエンナーレの公式サイトへ不正アクセスがあり、4日午前3時ごろに「犯行声明」として「サーバをハッキングして個人情報を入手した」とするメールが登録者や職員へ送信されたという。送信件数や原因は確認中としている。 不正アクセス被害を受け、実行委員会は「ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ありません」と謝罪。現在は登録者へメールでの注意喚起を行い、メール配信システムを一時停止しているという。 関連記事 川崎重工に不正アクセス、一部情報流出の恐れ 「痕跡がなく、高度な手口によるもの」 川崎重工業が