バフムート、ウクライナ、12月16日 (AP) ― ウクライナ東部戦線の最激戦地、ドネツク州バフムートで12月15日、2S7ピオン203ミリ自走カノン砲で、ロシア軍拠点を砲撃するウクライナ陸軍第43独立砲兵旅団。 同旅団は、緒戦の「キーウの戦い」と、それに続く北東部「ハルキウの戦い」でロシア軍を撃退した砲兵部隊で、今は東部戦線の最激戦地で三度ロシア軍を砲撃している。 ロシア軍の侵攻開始から9月半が過ぎた現在、戦闘はバフムートを含むドンバス地域の2州と、南部2州の支配権を確立しようとするロシアと、それを奪還しようとするウクライナの戦いに集約された感がある。 両軍はここ数カ月、東部と南部の戦線に戦力の大部分を投入。ロシア軍はこれまで半年近く、バフムートにロケット攻撃を加えてきた。 ロシア軍がバフムートを制圧すれば、ウクライナ軍の補給路を断つだけでなく、ドネツク州内のウクライナ軍の拠点であるクラ