北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、同国が13日に固体燃料エンジンの新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の初の発射実験を行い、実験は成功したと報じた。火星18は3段式で、1、2段部分は日本海に落下したという。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が現地で指導したとも伝えた。 日本には脅威がさらに高まった形だ。13日午前8時前、政府は、ミサイルが北海道周辺に落下する可能性があるとして全国瞬時警報システム(Jアラート)を発出したが、レーダーから消失した。 自衛隊制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は同日、日本の領域内への弾道ミサイル落下が予測されたのは戦後初だったとし、「当初北海道に落下する可能性があるミサイルとして探知した」と述べた。防衛省は、レーダー消失の原因を、ミサイルの高度が高くなりすぎたためと説明した。 結果的に北海道周辺に落下しなかったが、軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「日本