愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者の男が脱走してから、22日で2週間。指名手配された平尾龍磨(たつま)容疑者(27)=写真=の潜伏先とみられる広島県尾道市の向島(むかいしま)では、広島、愛媛両県警などが延べ1万人以上の捜査員を動員し捜索しているが、依然行方は不明だ。事件長期化の懸念も広がる中、外出を控える住民の不安とストレスが増大。自転車イベントが中止に追い込まれるなど、大型連休を前にした島の観光にも影響が及んでいる。(児玉佳子、森康成) ■窃盗7件情報300件 捜索14日目の21日朝、島北部のスーパー駐車場に両県警の捜査員が集まった。逃走に使われたとみられる盗難車が乗り捨てられた尾道大橋近くの駐車場から西に約1キロ。事件発生以来、最多となる16匹の警察犬が投入され、周辺の住宅地の細い路地や空き家付近に入って平尾容疑者の痕跡を捜した。 今治市から瀬戸内しまなみ海道を経由して北
「塀のない刑務所」として知られる松山刑務所大井造船作業場(愛媛県今治市)から受刑者の男が8日夜に逃走した事件で、愛媛県警などは単純逃走容疑で指名手配し、捜索を続けている。法務省は開放的施設の更生効果を強調しつつ、警備の検討を始めた。 逃走したのは窃盗罪などで服役中の平尾龍磨容疑者(27)。2015年3月から服役し、昨年12月にこの作業場へ来た。刑期は20年1月までだった。 作業場は民間の造船会社の敷地内にある。受刑者は敷地内の寮で暮らし、日中は従業員とともに溶接などの作業に当たる。夜間は寮内を刑務官が巡回するが、鉄格子や周囲を囲む高い壁はなく、「開放的施設」と呼ばれている。 愛媛県警などによると、平尾容疑者は8日夕、夕食後に走って逃げたとみられる。当時、20人の受刑者が服役中で、川に面した作業場のフェンスを乗り越えた可能性がある。その後は民家で盗んだ車に乗り、瀬戸内しまなみ海道を逃走。車は
刑務所や少年院を出た人たちの社会復帰や自立支援を行っている更生保護施設「端正会」(和歌山市黒田)が、全面改築された。入所する男女の生活空間を明確に区別し、防災設備なども整備。11日には内覧会が開かれ、居室や食堂などが公開された。 端正会は大正2年、支援を開始し、昭和5年から現在の場所で活動する県内唯一の更生保護施設。全国に14カ所ある女性が入所できる更生保護施設のうちの一つで、毎年約100人の入所を受け入れている。窃盗や覚醒剤に関わる事件で逮捕され、有罪になった人が入所者の約8割を占め、高齢者や女性も増えているという。 施設の老朽化などに伴って改装されることになり、昨年6月に着工。これまでは男女共用スペースが多く、男女間トラブルや覚醒剤中毒者同士の交際につながる可能性も危惧されていたため、居室や食堂、洗濯室、出入り口を男女別に新設し、生活空間を区別した。 耐震構造を備え、地域貢献の一環とし
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トップページ > フォトニュース > 再犯防止シンポジウム2018 雇用から始まる社会貢献~就労から出所者の社会復帰を考える~(平成30年3月6日(火),於:経団連会館国際会議場) 再犯防止シンポジウム2018 雇用から始まる社会貢献~就労から出所者の社会復帰を考える~(平成30年3月6日(火),於:経団連会館国際会議場) 平成30年3月6日(火),株式会社小学館集英社プロダクションとの共催により,「再犯防止シンポジウム2018 雇用から始まる社会貢献~就労から出所者の社会復帰を考える~」を開催しました。会場となった経団連会館国際会議場には,企業関係者を始めとする約300名の参加者が集いました。 本シンポジウムは,昨年12月に閣議決定された再犯防止推進計画において就労の確保が重要課題の1つとして位置付けられていること,法務省において1月から3月を「就労支援強化月間」と定め,特に重点的に就労
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