少年事件で調査などを行う国の施設「奈良少年鑑別所」(奈良市般若寺町)が、子供、子育てに悩む親、教師ら入所者以外の相談を幅広く受け付けている。昨年6月の新法施行で、地域の非行・犯罪防止の支援という役割が明確化された。新設した「奈良法務少年支援センター」で、専門機関の人材やノウハウを生かして家出、家庭内暴力、いじめなどさまざまな相談に応じる。【藤本柳子】 少年鑑別所は法務省が管轄し、全国の都道府県の県庁所在地などにあり、非行を犯して家裁の審判を控えた少年らが入所。なぜ非行に至ったのか、どうすれば健全な社会生活を今後送れるかなどを調査する。 この記事は有料記事です。 残り517文字(全文788文字)