青森県八戸市の県立八戸水産高校が今年9~11月に実施した国際航海の実習中、技術職員の男性機関長(57)が生徒10人に対して頭をたたくなどの暴力を振るっていたことが、20日までにわかった。同校は体罰があったと判断し、生徒や保護者への謝罪を検討している。 同校によると、実習はハワイ北西海域であり、生徒53人と職員20人が参加した。体罰を受けた10人は、高校卒業後に資格取得のために進む専攻科の機関科1年生。機関室などで作業している際、指導役の機関長から頭をたたかれたり、暴言を受けたりしたという。生徒にけがはなかった。 今月12日に保護者から相談があり発覚。同校が機関長から事情を聴いたところ、「ミスがいかに危険かを知らしめるためにやった。指導の一環だった」と事実関係を認めたという。 同校の福嶋信教頭は「あってはならないこと。学校として生徒や保護者に謝罪したい」と話している。(中野浩至)
2016年11月7日午後6時。日本体育大学の世田谷キャンパスにある記念講堂は、必修の授業でもないのに、ある講演を聞くために300人を超える学生や教職員でいっぱいになった。普段なら、部活動やアルバイトなどで学生たちも忙しくしている時間帯だ。 行われたのは、「学校・部活動における重大事故・事件から学ぶ研修会」と題したプログラム。この日は、3回開催分の初日だった。 登壇者は、学校の部活で我が子を亡くした親たち遺族ら。聴衆は主に、体育教師やスポーツ指導者を目指す日体大の学生や、今まさに指導者として活躍している同大の教職員たちだ。 遺族は、部活動で我が子を死に至らしめた顧問たちが行った体罰やシゴキ、緊急時の不適切な対応の実態を教えようと乗り込んだ人たちだ。「被害者の話を、指導者になったときに具体的に思い出せるよう、教員志望の学生に届けたい」と、研修会を企画した南部さおり准教授(スポーツ危機管理学)の
兵庫県内の小中高校の体育大会などで起きた組み体操による事故に対し、昨年度は883件(前年度比29件減)の医療費が給付されたことが日本スポーツ振興センター(本部・東京)の調べで分かった。全国では8071件(同521件減)あり、兵庫県が最も多い。また全体の給付件数が減る一方、うち骨折は全国で2157件(同700件増)となり、県内も272件(同42件増)に上った。 組み体操中の事故を校種別に見ると、小学校481件(同20件増)▽中学校376件(同43件減)▽高校26件(同6件減)で、うち骨折は小学校136件(35件増)▽中学129件(同4件増)▽高校7件(同3件増)--だった。児童生徒数や組み体操の実施率にもよるが、都道府県別では兵庫県に次いで大阪788件(骨折228件)、東京687件(同212件)となっている。
法的観点から、いじめは解決できないのか? 文部科学省が10月に発表した調査によれば、2015年度、小中高および特別支援学校におけるいじめの認知件数は22万4,540件と、過去最多の数を記録しました。いじめによる自殺についての報道は今も後を絶たず、早急な対策が求められています。そこで今回は、法的観点から、いじめを解決する手段はないのか考えてみます。 犯罪になるものと、ならないものがある 法的手段として考えられることの1つに、いじめを犯罪行為として、警察による解決をあおぐことが挙げられると思います。 これについては、文部科学省が通知を出していて、以下の内容は犯罪につながる可能性があり、警察が動くこともあります。 【たたく・蹴るなど】暴行罪、傷害罪 【嫌なことや恥ずかしいことなどをさせる】強要罪、強制わいせつ罪 【たかり】恐喝罪 【私物を盗まれる、壊される、捨てられる】窃盗罪、器物損壊罪
新潟県糸魚川市のある市立中で昨年12月、いじめが発覚した。背景には、暴力で築かれた学級内の上下関係があったことが、市いじめ問題専門委員会の調査結果報告書からわかった。いじめを中心におこなっていた生徒は「強い人、弱い人と決めて、弱い人はいじめてもいいという気持ちでいた」と被害生徒への謝罪会で話したという。 このいじめは昨年5~12月ごろ、当時1年生だった男子Aが同学年の男子12人から暴行などを受け、昨年12月~今年2月に合計14日間欠席した(不登校になった)ケース。 いじめの内容は①首を絞める②太ももを蹴る③カーテンに包んで蹴る④粘着テープで手足を縛ったり口をふさいだりする⑤持ち物の文房具を隠したり壊したりする、などが確認された。 報告書によると、いじめた側(…
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