総務省は月内に、視聴覚に障害を持つ人向けのテレビ放送を普及するための研究会を立ち上げる。放送は番組を楽しむだけでなく、災害など緊急時の情報を集める手段でもあることから、バリアフリーを一段と進めたい考えだ。12月まで開き、2018年度以降の政策立
総務省は月内に、視聴覚に障害を持つ人向けのテレビ放送を普及するための研究会を立ち上げる。放送は番組を楽しむだけでなく、災害など緊急時の情報を集める手段でもあることから、バリアフリーを一段と進めたい考えだ。12月まで開き、2018年度以降の政策立
8月5日のタクシーの日を前に、名古屋市などは4日、ユニバーサルデザイン(UD)タクシーの試乗会を開いた。UDタクシーはスロープや手すりなどを備え、高齢者や車いす利用者などが乗りやすくなっている。市はUDタクシーを導入するタクシー会社に対し、1台あたり20万円を補助する制度を2017年度に創設した。今回使用した車両はトヨタ自動車が開発中
歩行者用信号は一定の歩行速度を前提にシステム化されているため、高齢者ら、歩行の遅い人にとっては、青信号の時間が短すぎ、横断歩道を安全に渡りきれないケースもある。 そこで、高齢者の歩行速度に合わせて青信号の時間を自動延長させるスマホアプリが、オランダで初めて誕生した。 ・高齢者の歩行速度に合わせて青信号を延長 オランダの基礎自治体ティルブルフ(Tilburg)は、蘭テクノロジー企業「Dynniq」と提携し、歩行者用青信号を自動延長できる高齢者向けAndroidアプリ「CrossWalk(クロス・ウォーク)」を開発した。 スマートフォンのGPS機能と信号のシステム上で稼働するソフトウェアにより、このアプリを利用する高齢者が信号に近づくと、これを信号が感知し、青信号の時間が自動的に調整される仕組み。 青信号の延長時間は4段階で定められ、「CrossWalk」のユーザー登録時に、ユーザーの歩行状態
駅の券売機やバスの行き先表示――そんな誰もが目にする物の一部が、多くの人に気付かれることなくひっそりと変わっていることをご存じだろうか。 実は、変わったのは「フォント」。2016年ごろからさまざまな交通機関の表示が新しいフォントに置き換えられているという。いったい何のために、どんなフォントに変更したのか。フォント制作企業のモリサワに聞いた。 2016年ごろから「ユニバーサルデザインフォント」に それって何? 話をしてくれたのは、モリサワの園田晋さん(エンタプライズ事業部)と澤村明子さん(広報宣伝部)。園田さんによると、駅で使われるようになった新フォントの一部は、モリサワが手掛ける「ユニバーサルデザインフォント」(UDシリーズ)というものだ。 「JR東日本の券売機に使われているのは、モリサワのUD新ゴです。バスタ新宿にある電光掲示板の行き先表示などにも同じフォントが使われています」(園田さん
高松市上天神町の家具インテリア店「ニトリゆめタウン高松店」の上りエスカレーターで10日、車いすの妻(79)と付き添いの夫(81)=いずれも同市=が転落し、後方にいた女性(76)が巻き込まれて死亡したと11日、香川県警が発表した。妻は肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷、夫も左腕に軽傷を負った。 夫婦はゆめタウンで無料で貸し出されていた車いすを利用。エスカレーターでの車いすの使用は禁止されていたが、夫は「エスカレーターがそこにあったのでつい乗ってしまった」などと説明している。県警は過失致死容疑の可能性もあるとみて慎重に調べる。 事故は10日午前10時40分ごろ発生。夫が車いすの妻を2階から3階に向かうエスカレーターに乗せていたところ、3階の降り口付近でバランスを崩し転倒した。段差に引っかかったとみられる。夫婦の後方にいた渡辺清美さん=同市=が巻き込まれ、エスカレーターの中段付近まで転落。全身を強
国土交通省と経済産業省は、自動ブレーキなど、高齢運転者の事故を防止する先進安全装備を搭載した「サポカー」の普及啓発ロゴを決定した。 政府は高齢運転者の事故防止対策の一環として自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載した「安全運転サポート車」の普及啓発を図っている。この一環として「安全運転サポート車」(通称=サポカー)のロゴを作って普及促進を図るため、「セーフティ・サポートカー(サポカー)」と「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」のロゴを公募していた。 審査では、応募作品192件について自動車関係団体などからの投票で候補作品を選定し、この結果を参考に経済産業省・国土交通省・日本自動車会議所が最終的に決定した。 今回、シンプルでわかりやすく「安全運転を支援する車」というコンセプトが伝わるデザインが自動車関係団体などから評価され、熊野真哉さん(男性、39歳、北海道)の作品が選
2017年5月、三重ダイハツの松阪船江店でダイハツによる「健康安全運転講座」が開催された。新型「ミラ イース」を使用しての「スマートアシスト(スマアシ)」の機能体験も行われた ダイハツ工業が「高齢者の事故低減」を目指した取り組みを昨年度から始めている。このほど、三重ダイハツが松阪船江店で実施した「健康安全運転講座」をメディア向けに公開した。 創立110周年を迎えた同社は、ダイハツならではの「モノづくり」の強化と、ユーザーや地域の住民との接点を拡大するための「コトづくり」に、これまで以上に取り組んでいくという。少子高齢化対策と地域活性化をテーマにした今回の講座は、コトづくりの一つ。イベント開催にあたっては、自治体、理学療法士協会、日本自動車連盟(JAF)などの協力も得ている。同様の講座はこれまでに三重県、広島県、静岡県で実施してきており、将来的には全国各地での開催を目指すという。併せて今後も
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埼玉県富士見市は8月から、住民の要望に応じてタクシーを運行する「デマンド交通」の実証実験を始める。事前登録した市民の自宅のほか、駅や病院などの共通乗降場から乗車でき、メーター料金の半額を市が補助する。実験は2018年1月末までで、新たな地域住民の足として本格導入できるかを検討する。利用者は希望日の3日前から乗車直前までに、市内を運行するタクシー会社5社のいずれかに時間や乗車場所、
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