子どもを保育所に入れるための「保活(ほかつ)」をしている保護者を対象にした厚生労働省のインターネット調査で、約6割がポイント制などの入所選考基準を「はっきり公表してほしい」と考えていることが分かった。 調査は政令市と昨年4月1日時点で保育所の待機児童が50人以上だった市区町村で、今年4月入所の保活をした保護者が対象。4月に回答があった3781人分を分析した。 多くの自治体は、親の働き方やきょうだいの状況などを数値化し、ポイントの高い世帯の子どもを優先して保育所に入れている。しかし基準の設定は市区町村によってばらばらで、同じ点数だった場合の選ぶ順などあいまいな部分もある。複数回答で評価を聞いたところ「基準をはっきりと公表してほしい」が60.3%で最も多く、「基準を分かりやすくしてほしい」も54.1%に上った。「決め方に疑問を感じる」(32.6%)、「改…