いただいたお供え物は心を込めて箱に詰めるこの記事の写真をすべて見る 1年間に日本で捨てられる食べ物は約632万トン。その「食品ロス」を減らす取り組みが各所で始まっている。 3月某日の正午過ぎ。ご本尊の前には、あふれんばかりのお供え物が並んでいる。チョコレートにスナック菓子、高級そうな菓子折り、果物の缶詰にみかんの山。住職が手を合わせ、鐘を鳴らしながらお経をあげ始めた。 数分後、うやうやしくお菓子を取り上げ、用意された段ボールの元へ運び、箱詰めしていった。 神奈川県の東戸塚駅からバスに揺られ10分ほど。街に溶け込みながらも、厳かな空気が漂う妙法寺がある。700年の歴史を持つ日蓮宗の古寺だ。年間約350件の法事を執り行うが、その数だけにお菓子や果物など、お供え物の数も膨大だ。 「腐らせてしまったりして、処分することがないように、地域住民の方々におすそわけしたり、来客への茶菓子として出したりして
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