国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)にて。理学療法士の寄本恵輔さん(右)が手に持っているのは、神経筋疾患患者が作成したデザイン模型。有明陽佑さん(左)が持っているのが製品化された呼吸のトレーニング機器「LIC TRAINER」 ALS(筋萎縮性側索硬化症) の研究支援を目的に、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、ALS協会に寄付をするかの運動で、寄付金やALSの認知度向上に貢献した。 神経筋疾患に対する有効な治療法がないなかで、医療現場では数少ない治療薬や対症療法、緩和ケアやリハビリテーションが行われている。 呼吸障害は、ALSや筋ジストロフィーなど様々な神経筋疾患に共通しておこり得るもので、死に至らしめる主要原因と言われる。そのため呼吸のリハビリテーションは、長年研究されている分野の1つである。 ALSなど神経筋疾患患者のための呼吸のリハビリ機器を開発した国立精神・神経医療研究
