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ブックマーク / book.asahi.com (30)

  • 中国語を第二外国語に選んだのはなぜ? 樺美智子の問いからすべて始まった|じんぶん堂

    記事:白水社 5G、AI、量子コンピュータ……〈デジタル・レーニン主義〉の相貌を持って現れつつある「世界第二の経済大国」に、透徹した眼差しをそそぐ! 矢吹晋著『〈中国の時代〉の越え方 一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ』(白水社刊)は、未来を捉えた新たな社会主義論。 書籍情報はこちら 一九五八年に大学に入り、三鷹寮経由で駒場寮中国研究会(中寮中研室)に密入寮した。第二次大戦後の自治寮駒場は戦前の一時期とは異なり、自治寮からの退寮処分が即退学処分となるほどの権限はもたなかったが、それでも自治の慣習はかなり生きていて、それは特に学生の政治的行動において顕著であった。学生自治会によるストライキ決議に先だって寮総代会でまずストライキを決議して、駒場全学にアピールするスタイルが慣習化しようとしていた。 これに対して大学当局はまず勉学を妨げる行為を決議した責任を追及して退学処分を行い、次い

    中国語を第二外国語に選んだのはなぜ? 樺美智子の問いからすべて始まった|じんぶん堂
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    schrift 2020/09/11
  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

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    schrift 2020/09/11
  • 差別社会 若者を絶望させた 見田宗介「まなざしの地獄」|好書好日

    写真・郭允 見田宗介(みた・むねすけ)社会学者 1937年生まれ。東京大学名誉教授。自由で持続可能な社会の可能性を理論的に提示した『現代社会の理論』や、真木悠介名義の『気流の鳴る音』などで知られる。人間の解放や幸福を希求する感性と透徹した論理性が共存する独特の著作で多くのファンを持つ。朝日新聞で80年代に連載した「論壇時評」も注目を集めた。 ちょっと変わった経緯をたどった論文です。元々は1973年に雑誌「展望」に掲載されて、少数の若い読者の強い共感だけがあるという状態が続いていました。表題作として単行になったのは35年後、2008年です。それを機に初めて広く読まれるようになりました。 1969年、市民4人を射殺した連続射殺犯として、19歳の少年「N・N」が逮捕されます。永山則夫さん(元死刑囚=97年執行)です。ぼくが衝撃を受けたのは71年、彼の手記『無知の涙』を読んだときでした。 N・N

    差別社会 若者を絶望させた 見田宗介「まなざしの地獄」|好書好日
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    schrift 2019/06/09
  • コラム別に読む : 考証要集—秘伝!NHK時代考証資料 大森洋平さん - 加来由子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■江戸に鍋焼きうどんOKか? 鍋焼きうどんは江戸時代劇に出してはいけない? 「こんにちは」は何時代のドラマからOKか? NHKの内部だけで使われていた資料だが、「面白い」と外に漏れ伝わり、このたび文庫化された。出典豊富なミニ歴史うんちく事典の趣。 著者はNHK職員。番組制作に携わった後、希望して1999年から時代考証ひとすじ。「ドラマはフィクションなので、史実と違うのをダメと指摘するのではなく、なるべく史的に正しい形にするために意見具申します。登場人物がどんな場所でどんな格好で、どう行動するかの枠を規定する手助けをするんです。その枠がいい加減だと見るに値しない番組になってしまうので」という。 外部の時代考証の専門家もドラマにかかわる。その専門家の守備範囲外に生じた疑問に大森さんは答える。日々、映画から所作や言葉遣いを収集し、昔を知る人々へ取材を重ね、各番組に具申した考証メモはA4で1万

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    schrift 2014/04/06
  • 本の記事 : 江戸の版元衰退と出版業の今後 電子書籍時代の方策は? - 赤田康和 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    版元といえば、いまでは出版社を指す。しかし江戸時代は「出版」「印刷」「販売」をすべて統括する存在だった。中でも大手だったのは「須原屋」。印刷博物館(東京都文京区)で開かれている企画展「印刷都市東京と近代日」で、その足跡をたどってみた。 「当時の版元はの総合プロデューサーでした」。同館の川井昌太郎(しょうたろう)学芸員はそう解説する。作者から原稿をとってきて筆耕に清書をさせ、彫り師に製版を、摺(す)り師に印刷を発注し、製して完成。自ら書店も開き、そこで販売もしていた。 川井氏によると、江戸の観光ガイド『江戸買物独案内』には62の版元を含む160の出版・印刷関連業者の名がある。『江戸名所図会』(1834年)にも、版元の店先が客でにぎわう様子が描かれたという。 『江戸の屋さん』(故今田洋三氏著)によると、須原屋は江戸後期には12軒に上った。家の須原屋茂兵衛(もへえ)は9代続き、幕府から

    本の記事 : 江戸の版元衰退と出版業の今後 電子書籍時代の方策は? - 赤田康和 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    schrift 2012/11/23
     このような歴史な対比・構図づくりが大事だと思う。電子書籍の一般化のプロセスには、過去の構図を塗り替える段階が必ず含まれるだろうから。
  • asahi.com: 焼跡のグラフィズム 多川精一さん - 著者に会いたい - BOOK

    敗戦から2カ月たった22歳の秋。ノートにようやく、こう書きつけた。 <国と国の戦争は終わった。今日からはひとりで世間との闘いが始まるのだ> 戦時中の対外宣伝誌「FRONT」を作った東方社の人々を描いた『戦争のグラフィズム』(平凡社)から17年。戦後の出版デザインを代表する一人が、自らの仕事と出版史をたどる3部作の2作目だ。 日米開戦直後、東方社に入社した。統制が進み、紙や絵の具も乏しかったが、同社は陸軍参謀部傘下で対外宣伝を担っていたため、あまり制約を受けなかった。 「その技術は世界に誇れるものだ」と言う。上司のグラフィックデザイナー原弘や写真家・木村伊兵衛から学んだのは、「写真で何かを主張する」グラフィズムの思想だった。戦後、写真家の名取洋之助が創刊した「週刊サンニュース」を経て、「月刊太陽」や「るるぶ」などの雑誌や書籍のデザインを手がけていく原点だ。 「東方社のもう一つの功績は、虎穴

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    schrift 2012/09/06
  • コラム別に読む : 花森安治を読む 津野海太郎さんが選ぶ本 - 津野海太郎(評論家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■日常茶飯のコトバで考える 昭和の日を代表する編集者の名を一人だけあげよ。もしそう問われたら、私もそうだが、かなり多くの人が「暮(くら)しの手帖」の花森安治と答えるのではないか。 誌面のレイアウトやイラストから手描きの文字を大胆に駆使した新聞広告まで、なんでも一人でこなしてしまう万能の編集技術者にして、書物にたよらず、どんな問題についても日常茶飯のコトバで考えつづけた暮しの思想家。さらには、スカートにチリチリ・パーマの女装の怪漢として、荒々しい戦後ジャーナリズムの世界を大いに賑(にぎ)わせたりもした。 ——そんな人物が書いたなら、ぜひ読んでみたい。 当然、そう思う方も多いだろう。ところが残念なことに、この人には著書のかずが極端に少ないのだ。古い図書館に行けば、戦後まもない頃にでた軽めの随想集が3点ほど見つかるかもしれない。でもそれをのぞくと、あとは、みずから設立した暮しの手帖社から19

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    schrift 2012/02/18
     津野海太郎氏は、雑誌「考える人」に「花森安治伝」を連載中。
  • asahi.com(朝日新聞社):タイポグラフィ電子化で身近に - ひと・流行・話題 - BOOK

    タイポグラフィ電子化で身近に2011年3月18日「20世紀のポスター[タイポグラフィ]」展の会場。亀倉雄策の作品(右)なども展示=東京都庭園美術館「秀英体100」展では、書体の変遷が示された=東京・銀座著者:小谷 充  出版社:水曜社 価格:¥ 2,625 どの書体をどんな大きさで使おうか。パソコンでの書類や年賀状づくりで考えたことのある方はもう「タイポグラフィ」の経験者です。タイポグラフィとは、活字を中心とした文字を使うデザインのこと。この新聞紙面も、その一つです。いま相次ぐ、タイポグラフィの展覧会や出版物。「電子化」という時代の波が、存在を際だたせています。 大小、色とりどりの文字、斜めに走る文字。東京都庭園美術館で27日まで開かれている「20世紀のポスター[タイポグラフィ]」展は、紙の商社・竹尾が所有するポスターコレクションから「文字」をデザインの中心にした約110点を紹介。若い世代

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    schrift 2011/03/18
     秀逸な記事タイトル。
  • asahi.com:「失われた時を求めて」個人全訳 吉川一義・京大教授

    「失われた時を求めて」個人全訳 吉川一義・京大教授2010年7月10日吉川一義さん 国際的なプルースト研究でアカデミー・フランセーズ(フランス学士院)主催の学術大賞の一つフランス語フランス文学顕揚賞に選ばれた吉川一義・京都大学教授(フランス文学)が、『失われた時を求めて』(岩波文庫)の個人全訳に取り組んでいる。井上究一郎、鈴木道彦の両氏に続き、日での個人全訳は3人目となる。 今年の秋の刊行をめざし、全14巻を予定している。原文約3千ページのうち、650ページほどは訳し終えた。徹底した研究スタイルで知られる。フランス学士院賞の授賞理由にもなったフランス語での著書『プルーストと絵画芸術』では、作家が見ていた絵の図版の刊まで探しあてていく。草稿研究でも、削除部分を解読して創作過程を復元しようとする。 「プルーストの文章は常識を覆す力を持っています。独特の文章は微妙なものの見方の反映なので、訳

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    schrift 2010/10/16
  • asahi.com(朝日新聞社):国文学者・小西甚一さんの未完原稿、教え子ら刊行 - 出版ニュース - BOOK

    国文学者・小西甚一さんの未完原稿、教え子ら刊行2009年9月30日 国文学者の小西甚一さん(1915〜2007)が大著『日文藝(ぶんげい)史』の別巻として晩年に心血を注ぎながら、にできなかった『日文学原論』(笠間書院)が、教え子らの尽力で刊行された。日文学研究の手法を原理的に詳述し、細分化が著しい国文学研究の動向に対する批判の書ともいえる。 『文藝史』全5巻は、記紀から三島由紀夫に至る日文芸の流れを、同時代の世界文芸と関連づけながら精緻(せいち)に分析し、92年に完結した。その直後から『原論』の執筆を始め、ラテン語を学び直すなどした。しかし高齢と病気のために脱稿できなかった。 師事した久保木哲夫・都留文科大名誉教授らが遺族に調べてもらったところ、段ボール2箱分の未整理の遺稿やメモが見つかった。6人の教え子が読み解くと、小西さんが構想していた内容の5割は完成稿ができ、3割は未定稿か

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    schrift 2009/10/06
     「国文学者の小西甚一さん(1915〜2007)が大著『日本文藝(ぶんげい)史』の別巻として晩年に心血を注ぎながら、本にできなかった『日本文学原論』(笠間書院)が、教え子らの尽力で刊行された」。
  • asahi.com(朝日新聞社):幽霊も?「推理小説の父」の遺髪、慶大に - 出版ニュース - BOOK

    幽霊も?「推理小説の父」の遺髪、慶大に2009年9月21日 推理小説の父エドガー・アラン・ポーの遺髪が19日、東京・三田の慶応大に寄贈された。24日から26日まで同大図書館で展示される。 今年は生誕200年で、日ポー学会の記念大会のため来日した米ブラウン大のセントアーマンド名誉教授が、研究書などとともに寄贈した。 髪は婚約者の女性詩人と生前に交換したものの一部。保管した部屋でポーの幽霊の“目撃談”も。「取り戻しに来たのか」と同名誉教授。ポーに心酔した江戸川乱歩が遺髪を見たら、怪しく魅力的な物語にしそうだ。

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    schrift 2009/09/21
     9月24日から26日まで同大図書館で展示。
  • asahi.com(朝日新聞社):女性誌「マリ・クレール」休刊へ - 出版ニュース - BOOK

    女性誌「マリ・クレール」休刊へ2009年6月30日 アシェット婦人画報社は30日、月刊の女性ファッション誌「マリ・クレール」を7月28日発売の9月号で休刊にする、と発表した。昨年以降の不況の深刻化に伴う広告収入減や事業収支の悪化が理由だという。フランスで創刊され、日版は82年に中央公論社(当時)から発刊された。99年から角川書店、03年からはアシェット婦人画報社が発行していた。日雑誌協会によると発行部数は約3万部。

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    schrift 2009/08/16
  • asahi.com(朝日新聞社):太陽系の地図を出版 - 出版ニュース - BOOK

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    schrift 2009/08/16
     『太陽系大地図』。
  • asahi.com(朝日新聞社):「活字印刷の文化史」刊 - 出版ニュース - BOOK

    「活字印刷の文化史」刊[掲載]2009年7月19日 室町期の「きりしたん版」の活字から現代の新常用漢字表まで、活字印刷とその奥深い歴史を小宮山博史氏ら11人の研究者が論じた『活字印刷の文化史』が勉誠出版から出た。例えば「明治初期の近代的新聞が用いた木活字の特徴」では、印刷面から外国語の新聞の影響を見るなど興味深い。

  • asahi.com(朝日新聞社):マテオ・ファルコーネ [著]メリメ - 漂流 本から本へ - BOOK

    マテオ・ファルコーネ [著]メリメ[掲載]2009年6月7日[筆者]筒井康隆(作家)朝日放送のテレビ番組「ビーバップ!ハイヒール」にレギュラー出演。セットのライオンを背景に=大阪市福島区のスタジオ、撮影・伊ケ崎忍■こんな父 持ったら怖い 松山家の応接室には、父が購読した鈴木三重吉主宰の雑誌「赤い鳥」が全巻積みあげてあり、ぼくはこれを暇にあかせて二、三巻ずつ持ち出しては読んでいった。この児童文学雑誌は、三重吉が政府主導の国語教育に異を唱え、児童の感性を高める運動の一環として大正七年に創刊し、一流の文学者や詩人たちの寄稿を得、途中三年ほどの休刊を経て、昭和十一年の三重吉の死まで刊行されたものだった。 ◇ ぼくのお気に入りは昭和十年から十一年にかけて連載されていた岡愛子「私のピーターパン」だった。原作にはないキャラクターやドメスティックな会話がなんとも可愛くてモダンだったから、作者は著名な英文学

  • asahi.com(朝日新聞社):「吉里吉里人」刊行30年 井上ひさし、あせぬ問題提起 - ひと・流行・話題 - BOOK

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    schrift 2009/06/04
     「いま仙台文学館で「井上ひさし」展が開かれている(7月5日まで)。そこで81年刊行の長編小説『吉里吉里人』(新潮社)をもとに、楽しい展示をしている」。
  • asahi.com(朝日新聞社):「白痴」の主人公を現代日本に 鹿島田真希さんの新刊 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「白痴」の主人公を現代日に 鹿島田真希さんの新刊2009年5月28日「『聖なる愚か者』が救われる世界を書きたいと思った」と語る鹿島田真希さん=高波淳撮影 ドストエフスキー『白痴』の主人公ムイシュキン公爵が現代の日に現れたら、どうなるか。そんな野心的な設定で小説『ゼロの王国』(講談社)を書き上げた鹿島田真希さんに話を聞いた。 青年の名前は吉田カズヤ。東京・谷中に住む彼は、「宛名(あてな)書き」のアルバイトのため中央線で新宿に向かう途中、「腰を曲げた老婆」に席を譲る。彼女に、文字を書くことがいかに楽しいかを語り、目の前で彼女の名前を書いてみせ、生まれ育った北海道べ物のおいしいことを自慢し、さらには彼女の見せる孫娘の写真からどんな人物なのかを見立てる。とどまるところを知らない話しぶりは、いかにもムイシュキン公爵そのもの。違和感なく、現代の東京に現れたような印象だ。 鹿島田さんは「饒舌(じ

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    schrift 2009/06/04
     「ドストエフスキー『白痴』の主人公ムイシュキン公爵が現代の日本に現れたら、どうなるか。そんな野心的な設定で小説『ゼロの王国』(講談社)を書き上げた鹿島田真希さんに話を聞いた」。
  • asahi.com(朝日新聞社):出版業界再編、カギは大日本印刷 書店など次々傘下に - ひと・流行・話題 - BOOK

    出版業界再編、カギは大日印刷 書店など次々傘下に2009年5月30日 長引く不況の中、出版業界が激しく動いている。今月中旬、講談社、集英社、小学館の大手3社と大日印刷グループが発表したブックオフ株の取得は、長く両者が対立してきただけに、業界を驚かせた。筆頭株主となった大日印刷は今回の提携を主導したほか、主婦の友社や大手書店の丸善、ジュンク堂などを次々に傘下に置いている。今後、新たな再編が生まれる可能性もある。 出版社にとって新古書店のブックオフは、新刊が売れない一因で、作者への還元もしない「敵」だった。今回の資参加について、ある中堅出版社の社長は「もうブックオフの好きにさせないということ」とみる。 ブックオフは約900店舗を全国展開し、の売り上げは年間220億円を超える。出版社側には、むしろ取りこむことで二次流通市場をコントロールしようという考えがある。大きな狙いは、3社の売り

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    schrift 2009/06/04
     DNP。
  • asahi.com(朝日新聞社):源氏に冷たかった谷崎 新著で迫る「真実」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    源氏に冷たかった谷崎 新著で迫る「真実」2009年5月30日「谷崎源氏」の真実に迫った伊吹和子さん谷崎潤一郎 作家谷崎潤一郎(1886〜1965)は、源氏物語を3度も現代語訳した。それほどこの物語に愛着があったためで、「母恋い」「女性拝跪(はいき)」といった谷崎文学にも影響を与えたと見られてきた。だが、晩年の谷崎の口述筆記をしたエッセイスト伊吹和子さん(80)は、新著『めぐり逢った作家たち』(平凡社)で、新たな「真実」に迫っている。 谷崎は、昭和10年代にいわゆる旧訳を、戦後の昭和20年代に新訳を、さらに10年ほどおいて新々訳を刊行した。 伊吹さんは24歳の時から新訳の口述筆記をつとめた。わがままな谷崎を手伝い、その思い出を『われよりほかに――谷崎潤一郎最後の十二年』(講談社)に書いた。その後に疑問が残った。谷崎は当に源氏物語を好きだったのだろうか、現代語訳に取り組んだきっかけは何か。

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    schrift 2009/06/04
     「伊吹さんは、悪口はホンネだと感じた。光源氏のことを「あんなウソつき男」は大嫌いだと、何度も谷崎から聞いていたのだ」。
  • asahi.com(朝日新聞社):高野文子さん初の挿絵展 本紙連載小説「ねたあとに」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    高野文子さん初の挿絵展 紙連載小説「ねたあとに」2009年3月21日会場を訪れた作家の長嶋有さん(写真左)とデザイナーの名久井直子さん(同右)=松敏之撮影 『絶対安全剃刀(かみそり)』や『黄色い』など文学性の高い漫画作品で知られる高野文子さんの挿絵200点を集めた「高野文子挿絵展〜ねたあとに」が20日、東京・築地の朝日新聞東京社コンコースで始まった。紙に08年7月まで連載した長嶋有さんの小説「ねたあとに」の全挿絵だ。 高野さんの挿絵展は初めて。高野さんは「約8カ月の連載の間に色づかいも構図もだんだん大胆になっていきました。連載順を追って楽しんでください」と話した。 展示の据え付け作業があった19日には、長嶋さんと単行『ねたあとに』(朝日新聞出版)の装丁を担当したデザイナーの名久井直子さんも会場を訪れた。長嶋さんは「200枚の挿絵を見ているだけで登場人物のやりとりが聞こえてきそう

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    schrift 2009/03/24
     於東京・築地の朝日新聞東京本社コンコース。3月20日〜4月2日。