タイポグラフィ電子化で身近に2011年3月18日「20世紀のポスター[タイポグラフィ]」展の会場。亀倉雄策の作品(右)なども展示=東京都庭園美術館「秀英体100」展では、書体の変遷が示された=東京・銀座著者:小谷 充 出版社:水曜社 価格:¥ 2,625 どの書体をどんな大きさで使おうか。パソコンでの書類や年賀状づくりで考えたことのある方はもう「タイポグラフィ」の経験者です。タイポグラフィとは、活字を中心とした文字を使うデザインのこと。この新聞紙面も、その一つです。いま相次ぐ、タイポグラフィの展覧会や出版物。「電子化」という時代の波が、存在を際だたせています。 大小、色とりどりの文字、斜めに走る文字。東京都庭園美術館で27日まで開かれている「20世紀のポスター[タイポグラフィ]」展は、紙の商社・竹尾が所有するポスターコレクションから「文字」をデザインの中心にした約110点を紹介。若い世代