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ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (19)

  • ブライアン・イーノの待望の大規模個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」を最速フォトレポート

    ブライアン・イーノの世界を凝縮した展覧会がスタートブライアン・イーノの大規模個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が2022年6月3日から9月3日まで、京都駅にほど近い「京都中央信用金庫 旧厚生センター」で開催中だ。そのオープンに先駆け、6月2日に関係者に向けて行われた内覧会を訪ねた。 展示では、かつて実際に銀行として使われていた建物の1階から3階までが活用されている。大小の空間を使ったイーノのインスタレーションはもちろん、1階にはスペシャルなショップ、さらに会場の廊下や階段には、日人作家が設えた盆栽や石も展示空間の一部として設えられている。 匿名性の強い、シャープで近代的なデザインの、しかし地域や建築の固有の歴史を有しもするこの空間を、イーノはひとつの鳴動する巨大な楽器あるいは1枚のアルバム(ネット上でのサブスク視聴が一般的になった今日では、ある主題に沿って多数の曲が編

    ブライアン・イーノの待望の大規模個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」を最速フォトレポート
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    schrift 2022/08/23
  • 歴史的事件や死者、息子を描いたリヒターの絵画の謎。キュレーターふたりに聞く「ゲルハルト・リヒター展」。桝田倫広×鈴木俊晴【後編】

    1960年代より現代アートの最前線を歩き続けてきたアーティストのゲルハルト・リヒター。その待望の大規模個展が、6月7日〜10月2日に東京国立近代美術館、10月15日〜2023年1月29日に豊田市美術館で開催される。 今回は展を担当するふたりのキュレーター、桝田倫広(東京国立近代美術館主任研究員)と鈴木俊晴(豊田市美術館学芸員)の対談を前後編でお届け! 日の美術館では16年ぶりとなる大規模個展をより深く知り、楽しむことができるよう、展のポイントやリヒターが積み重ねてきた芸術観について聞いた。後編では、リヒターが歴史事件をどのように作品に反映してきたか、また何年にも渡り筆を入れ続けた息子の肖像《モーリッツ》の謎に迫る。【Tokyo Art Beat】 *前編はこちら:リヒターにとっての「イメージ」や、ホロコーストを主題とする《ビルケナウ》について

    歴史的事件や死者、息子を描いたリヒターの絵画の謎。キュレーターふたりに聞く「ゲルハルト・リヒター展」。桝田倫広×鈴木俊晴【後編】
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    schrift 2022/08/23
    良記事
  • リヒターははたして「画家」なのか? キュレーターふたりに聞く「ゲルハルト・リヒター展」。桝田倫広×鈴木俊晴【前編】

    1960年代より現代アートの最前線を歩き続けてきたアーティストのゲルハルト・リヒター。その待望の大規模個展が、6月7日〜10月2日に東京国立近代美術館、10月15日〜2023年1月29日に豊田市美術館で開催される。 今回は展を担当するふたりのキュレーター、桝田倫広(東京国立近代美術館主任研究員)と鈴木俊晴(豊田市美術館学芸員)の対談を前後編でお届け! 日の美術館では16年ぶりとなる大規模個展をより深く知り、楽しむことができるよう、展のポイントやリヒターが積み重ねてきた芸術観について聞いた。前編では、リヒターの芸術の根幹にある「イメージ」の問題や、展の目玉であり近年の最重要作《ビルケナウ》を中心に、ホロコーストという主題に作家がいかにして向き合ってきたかを探る。【Tokyo Art Beat】 *後編はこちら:息子を描いた《モーリッツ》、リヒターによる展覧会の構成について語った リヒ

    リヒターははたして「画家」なのか? キュレーターふたりに聞く「ゲルハルト・リヒター展」。桝田倫広×鈴木俊晴【前編】
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    schrift 2022/08/23
    良記事
  • グラフィックデザイナーの仲條正義氏が死去。資生堂パーラー、東京都現代美術館のロゴデザインなどで知られる

    グラフィックデザイナーの仲條正義(なかじょう・まさよし)氏が10月26日、肝臓がんのため東京都内の自宅で死去した。享年88。 仲條正義氏は1933年東京生まれ。56年東京藝術大学美術学部図案科卒業。同年、資生堂宣伝部に入社し、59年には株式会社デスカ入社。60年よりフリーとなり、翌年、株式会社仲條デザイン事務所を設立した。 仲條正義 撮影:若木信吾 68年から2008年まで40年以上にわたって資生堂企業文化誌『花椿』のアートディレクターを務め、東京銀座資堂ビルのロゴおよびサイン計画。資生堂パーラーのロゴタイプおよびパッケージデザインを行った。資生堂パーラーのパッケージデザインは2015年に自らのデザインを25年ぶりにフルリニューアル。 そのほかにも、NHK『にほんごであそぼ』かるた、雑誌『暮しの手帖』表紙イラストレーションなどグラフィックデザインを中心に活動。1990年代以降、日でもっと

    グラフィックデザイナーの仲條正義氏が死去。資生堂パーラー、東京都現代美術館のロゴデザインなどで知られる
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    schrift 2021/10/28
  • アメリカ美術館の給与水準、盗まれたクリムト絵画が出現、村上隆インタビューなど:週刊・世界のアートニュース

    ホーム / ニュース・記事 / アメリカ美術館の給与水準、盗まれたクリムト絵画が出現、村上隆インタビューなど:週刊・世界のアートニュース いま、世界のアート界では何が起こっているのか? ニューヨークを拠点とする藤高晃右が注目のニュースをピックアップ。今回は、10月17日〜23日のあいだに世界のアート系メディアで紹介されたニュースを「トップニュース」「コロナ禍での美術館、バレエ」「できごと」「今年の受賞」「アートマーケット」「おすすめの、ポッドキャスト、ビデオ」の6項目で紹介する。 アレクサンドル3世橋からのぞむグラン・パレ 出典:Wikimedia Commons(Eric Pouhier) トップニュース ◎全米美術館の給与水準 今年の5月頃、アート業界の給与水準が低いことを批判して多くの業界人がパブリックなGoogleスプレッドシートに匿名で自分のポジション、性別などとともに給与を共

    アメリカ美術館の給与水準、盗まれたクリムト絵画が出現、村上隆インタビューなど:週刊・世界のアートニュース
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    schrift 2020/10/28
  • 「POST COITUM (omne animal triste)」展 (MHT 東京 (マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック))

    荏開津広、ミスラ・リブセカル、松原慈、セバスチャン・マイヤー、ラジャン・メータ、フロラン・メン、ミッケ・トースビー、ヴァランタン 時代の鏡ともいえるメディアは、今日、ますますセクシュアリティとその表現に集中するように思える。 文脈とは切り離されて、魅力的で刺激的な側面のみが使用され、セクシュアリティ表現の限界とタブーは、ほぼ完全に消滅したかの様相だ。 ポルノグラフィやエロティシズムが最近まで、ごく限られた製作者がもつ特権であったのに対し、何世紀にもわたって、性的行為そのものを見せたり喚起させることすらなく、ヌーディティを表現してきた芸術家は、あらゆるメディアを通して性の投入された事柄を扱い始めている。社会は、およそ度を超えたセクシュアリティの描写を容認し、無節制なパブリシストに対しての方が、アーティストやインテリに対してよりもずっと寛大であったりする。 展覧会で扱うテーマは、行為そのもの

    「POST COITUM (omne animal triste)」展 (MHT 東京 (マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック))
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    schrift 2020/09/22
    “ミスラ・リブセカル”
  • 鈴木ヒラクと吉増剛造のドローイング・パフォーマンスを記録した『Drawing Tube vol.01 Archive』が刊行

    ドローイングの領域を拡張し続けるアーティスト、鈴木ヒラクと、日を代表する全身詩人、吉増剛造のセッションの記録『Drawing Tube vol.01 Archive』が7月14日、発売される。2016年9月に山形ビエンナーレにて行われたドローイング・パフォーマンスの様子を記録したアーカイブだ。 作品にはセッションの記録の他、神宮巨樹による記録写真や、気鋭の書家、華雪によるテキスト作品《ことばがうまれる間際》、サウンドスケープ研究者の髙橋憲人と鈴木ヒラクの電話対談の内容も収録されている。「Drawing Tube」のオンラインショップとAmazon.co.jpでの取扱のほか、恵比寿のNADiff a/p/a/r/tでは鈴木ヒラクのサインを販売する。 発売元の「Drawing Tube」は、鈴木ヒラクが2016年8月に開設した、拡張するドローイングの新たな可能性に関する研究・対話・実践

    鈴木ヒラクと吉増剛造のドローイング・パフォーマンスを記録した『Drawing Tube vol.01 Archive』が刊行
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    schrift 2020/07/26
  • Perfumeが「カンヌライオンズ」に招待決定! 日本人アーティストとして初

    映画コンペの最高峰が「カンヌ国際映画祭」ならば、広告コンペの最高峰は「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」だろう。 その「カンヌライオンズ」に、人気ポップグループ Perfumeがゲストとして招待されることが決定した。カンヌライオンズに日人アーティストが招待されることは史上初。 また、6月20日に行われる同フェスティバル内のセミナーには、第16回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞したPerfume海外展開用特設サイト「Perfume official global website」などを手がけてきたRhizomatiksデジタルクリエーションディレクターの真鍋大度氏が登壇。 「Perfume official global website」スクリーンショット Perfumeをテーマとした日のエンターテインメントと、デジタルアートの高度な融合

    Perfumeが「カンヌライオンズ」に招待決定! 日本人アーティストとして初
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    schrift 2020/06/09
  • デタニコレイン 「Between Yesterday and Tomorrow」 (THE CLUB)

    この度THE CLUBは、パリを拠点に活動するフランス系ブラジル人作家のアーティストデュオ、デタニコレインの個展、「Bet ween Yesterday and Tomorrow」を開催いたします。彼らは言語学者とタイポグラフィックデザイナーでもあります。彼らは2007年に、第52回ヴェネチアビエンナーレでブラジル館を担当。今年の10月より、彼らの作品“Vermeer to Veronese”が、ルーブル美術館の別館である、ルーブル・ランスに新しくできた修復センターに収蔵、展示されています。

    デタニコレイン 「Between Yesterday and Tomorrow」 (THE CLUB)
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    schrift 2020/01/05
  • 東京アートビート - Tokyo Art Beat -

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    schrift 2020/01/05
  • 「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」 (ニューオータニ美術館)

    小村雪岱(こむらせったい、1887-1940)は、大正時代から昭和の戦前にかけて装幀、挿絵、舞台美術や商業広告などの幅広い分野で活躍しました。 1914(大正3)年に出版された泉鏡花の『日橋』で装幀家としてデビュー。 以降、多くの装幀を手がけ、その才能を開花させました。 その後、舞台美術や新聞・雑誌の連載小説の挿絵の仕事にもたずさわり、人気を博します。 展では、雪岱のデザイン力が遺憾なく発揮された装幀を中心に、挿絵下図や舞台装置の原画など約200件をご紹介します。 各界の著名人たちとの交流の中で生み出された雪岱の作品は、江戸情緒とモダンが共存する印象的なものばかりです。 今も清新な輝きを放つ、その魅力をお楽しみください。 <関連イベント>ギャラリートーク 日時: 10/20(土)、11/10(土)14:00~ 当館学芸員 予約不要、入館料のみ必要 [画像: 小村雪岱装幀・邦枝完二著「

    「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」 (ニューオータニ美術館)
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    schrift 2016/06/22
  • ヤン・チヒョルト 展 (ギンザ・グラフィック・ギャラリー)

    20世紀モダン・タイポグラフィの巨人ヤン・チヒョルトは、優れたデザインだけでなく、数多くの著書も残しています。同時代の人々に多大なる影響を与えたチヒョルトの業績を2010年代のいま、ここ東京であらためて展望することが、20世紀初頭の変化とは別物の、しかしかつてないスピードで変化し続ける現代に生きる私たちにとっても、大いなる洞察を示唆してくれるものと確信しています。 [関連イベント] ギャラリートーク 日時: 11月14日(木) 18:30〜20:00 出演: マルチン F・ル クールトル(ポスターコレクター)、山太郎(アドビシステムズ) 会場: DNP銀座ビル3F 料金: 無料(要予約) 定員: 70名 ※参加申込予約は11月初旬よりサイト上にて開始します。

    ヤン・チヒョルト 展 (ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
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    schrift 2013/11/05
  • レム・コールハース × 南條史生<br />今、なぜ〈メタボリズム〉なのか?

    書籍『Project Japan』世界先行発売を記念したトークイベントでの模様を中心に<br /> 現代から、メタボリストたちの時代を振り返る 『メタボリズムの未来都市展:戦後日・今甦る復興の夢とビジョン』展示風景, 森美術館 Photo: Rie Yoshioka 森美術館での『メタボリズムの未来都市展:戦後日・今甦る復興の夢とビジョン』と時期を同じくして、現代を代表する建築家レム・コールハース氏が、メタボリズムについての書籍『Project Japan』(英語版)を10月28日に刊行する。(日語版は平凡社より2012年2月に発売) 森美術館で開催されたシンポジウム前日の9月17日には、来日中のコールハース氏と、森美術館館長の南條史生氏が『Project Japan』世界先行発売を記念して、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにてトークイベントを行った。筆者はそのイベントに

    レム・コールハース × 南條史生<br />今、なぜ〈メタボリズム〉なのか?
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    schrift 2012/10/21
  • 「世界の表象:オットー・ノイラートとその時代」展 (武蔵野美術大学 美術館・図書館)

    オットー・ノイラートは「アイソタイプISOTYPE」といわれる、ピクト、地図、図表を用いた視覚システムを今から約80年前に構想し、世界に広めた人として知られています。しかし、ノイラートがどのような人物であったかのか、これまであまり語られてきませんでした。 ノイラートは1882年にオーストリアのウイーンに生まれました。経済学者としての人生のスタートを切り、第一次世界大戦後バイエルン社会主義政権のもとで、中央経済省総裁を勤めます。しかし革命政権の崩壊により逮捕、投獄されます。その後ウイーンにおいて戦後の住宅問題を解消するためのジードルンク運動で大規模な自治組織「オーストリア住宅地・住居・建設ギルド」を組織します。またウイーン社会経済博物館の館長として、それまでのいわゆる「ヴンダーカマー(脅威の部屋)」の系譜からなる自然史博物館の概念とは全く異なる、市民が自分達の生きている社会や世界を知るための

    「世界の表象:オットー・ノイラートとその時代」展 (武蔵野美術大学 美術館・図書館)
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    schrift 2011/01/08
     ノイラート。
  • ブルーノ・ムナーリ 「アートの楽しい見つけ方」 (横須賀美術館)

    ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、絵の制作、子どものための造形教育など多岐にわたる分野で活躍し、独創的でユーモアあふれる作品を世に送り出したイタリアのアーティストです。コピー機を使ってオリジナルの作品をつくる《ゼログラフィーア》、持ち運んだり、箱に簡単にしまうことのできる《折りたたみのできる彫刻》、色や手触り、かたちの異なる紙を使った絵、遊びながら素材感などを学ぶことのできる遊具の考案など、ムナーリの仕事はとどまるところを知りませんでした。アートは、鑑賞の対象であるだけでなく、メッセージを伝える手段でもあり、想像力を刺激するきっかけでもあり、何よりも楽しめるもの。ムナーリは、人が豊かな生活を送るための‘アート’を様々なかたちで発表しました。展では、展示コーナーのほかにムナーリの遊具などで遊ぶことのできるコーナーも設け、約200点の作

    ブルーノ・ムナーリ 「アートの楽しい見つけ方」 (横須賀美術館)
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    schrift 2010/07/14
  • キュレーターインタビューシリーズ1:水戸芸術館現代美術センター高橋瑞木さん

    ここ数年現代美術の展覧会をみていてずっと気になっていたことがあります。それは展覧会の背景に「編集」を感じる、ということです。同時によく耳にするようになった言葉に「キュレーティング」があります。 「キュレーター」は英語の辞書によると「美術館やアートギャラリーなどでオブジェや芸術作品を受持つ仕事をする人」(OFD)とありますがその活動をさす「キュレーティング」という単語は辞書にありません。また日ではこれまで「キュレーター」に対する訳語は「学芸員」でしたが、現在も活動の幅を広げている「キュレーター」という言葉の成長が、資格を有する「学芸員」という意味と直接的に結びつかなくなっているようです。では「キュレーター」とは何者なのか、どんな考えをもって、どんな仕事をしているのか。いつもユニークな「編集」をみせてくれるキュレーターにお話をききながら現在のアートシーンを見てみよう、というのがこのインタビュ

    キュレーターインタビューシリーズ1:水戸芸術館現代美術センター高橋瑞木さん
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    schrift 2009/09/18
     水戸芸術館 高木瑞木氏。
  • 「ロマノ・ヘニ: 活版印刷による本 1985-2008」展 (スイス大使館)

    タイポグラファ・デザイナーとしてバーゼル新聞やアートフェアのデザインに携わる傍ら、1985年以降スイスのバーゼルで活版印刷によるを制作しているロマノ・ヘニの個展。(なお、展は2008年8月に恵比寿のlimArtでおこなわれた展示を再構成した巡回展です。後援:スイス大使館、企画:阿部宏史、企画・販売協力:リムアート) 1956年にスイス・バーゼルに生れ、父もまたチューリッヒの印刷所の活版印刷職人であったヘニは、1970年代にバーゼルの美術工芸学校で植字工・グラフィックデザイナーとしての教育を受けた後もバーゼルにとどまり、極めて精緻な組版技術と印刷工程から生まれるを今日までつくり続けている。 リシツキーら初期モダニストらの視覚言語を彷彿とさせる作品、先史時代の壁画に描かれたモチーフを活字の罫線(けいせん)で再現しようとした作品、「テクストコラージュ」と活字の約物(やくもの)を組み合わせ、

    「ロマノ・ヘニ: 活版印刷による本 1985-2008」展 (スイス大使館)
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    schrift 2008/10/20
  • ブルーノ・タウト 「アルプス建築から桂離宮へ」

    「派手な色彩の空間装飾がなぜタウト展にある?」ワタリウム美術館で現在行われている《ブルーノ・タウト展-アルプス建築から桂離宮へ》の第一印象がこれである。日でよく知られている外国人建築家の中でも、日固来の様式に合わせ、空間造形を行おうとしたのはおそらくブルーノ・タウトのみであろう。 桂離宮の中に見る日建築様式の再発見、生駒山の住宅地計画、熱海の日向邸等。こうしたことを頭の片隅に留めていた私は、いささか奇妙なしこりを感じた。日の建築様式で明るい色彩を用いているのは少なく、ましてや古風な建築となると極めて少ない。そうした中に美を「再発見」した人が何故、眼の覚めるような鮮明色(赤・青・黄)なぞ用いるのかと。それは彼が晩年に導き出した建築理論、「釣合」の一要素に過ぎないのだが、建築物を見ているというより色彩を前面に出した絵画作品を見ている感覚に陥る。この点は最後に簡単に触れることにしよう。

    ブルーノ・タウト 「アルプス建築から桂離宮へ」
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    schrift 2007/02/26
  • 「石版印刷の表現力 – モード・オブ・ザ・ウォー」展

    ポスター展はデザイン展の定番スタイルのひとつと言えよう。それは「ポスター」という一枚の紙が、絵画のように2次元で表現され、何らかのメッセージ性がある、という点で視覚的に分かりやすく鑑賞しやすいからだと思われる。しかしポスターというメディアの機能、役割、特性を「デザイン」の視点でもういちどよく考えてみると、たださらりと鑑賞するだけでは見えてこない、背景にある意図的なコンテクストが存在することに気づくはずだ。 例えば私たちが日常街なかで見かけるポスター。親しみやすいモデルの笑顔や美しい写真やイラストは何を伝えようとしているのか。どうしてこのポスターは私の目をとらえたのか。なぜこのポスターはこのような形状をしているのか、などなど。 東京大学大学院情報学環が所蔵する第一次大戦期のプロパガンダポスター・コレクションを紹介したモード・オブ・ザ・ウォー展では、ポスターのもつ社会性、デザイン性をどのように

    「石版印刷の表現力 – モード・オブ・ザ・ウォー」展
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    schrift 2007/02/26
     印刷博物館。石版印刷。
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